広瀬川がグンニャリと蛇行する、評定河原野球場のすぐ近く。
中心市街より一段低くなった住宅街に立地するお菓子屋さんです。
2代目店主はグラフィックデザイナーを経た後にお店を継いだ経歴があるらしく、新風漂うお菓子で有名みたい。
お母さんがとても丁寧に対応してくれましたよ。
店頭の上生菓子はこんな感じ。
鍵善というよりは、末富っぽさも感じるような、たっぷりドーンとした佇まいですね。
これだけでなく、どらやきやおまんじゅうなど、ご近所さんが今日のおやつに買いに来るようなお菓子も扱うのがいい感じで、ホントはどら焼きも食べたかったんだけどねぇ、この日は売ってなかったのよ。
持ち運んで崩す前に、撮影しときました。
そして案の定、出す時に潰しちゃって、ごめんない。
この羅馬という、モダンなお菓子がまず目に止まりました。
ギザギザはローマ建築をイメージしたものなんだそうで。2002年日韓ワールドカップの際に、仙台はイタリアのキャンプ地になっていたようで、その縁で作られたお菓子なのかな。
滑らかなペーストにした胡桃を葛でむっちり固めてあるらしく、羹というよりはムースに近い柔らかさなのよ。和菓子でこういう食感は初めてだわ。
お味はマッタリしつつ、でも、重すぎず、おいしいね。
そして、この漆黒の物体よ。
早舟という銘がついておりますが、「賣茶翁」でも ”のんこう” という楽焼き関連の名前がついておりましたね。
他では見たこと無いような気がして、これもご当地独特のスタイルなのか?
中を割ってもまだ黒いわ!
表面を照りっと固めた濃厚なごま餡でもって、柔らかな白い求肥を包んだお菓子です。
ザ・ゴマって感じではありますが、それでもお味はくどすぎず、おいしくいただけますよ。
白松がモナカもそうだけど、やっぱりずんだ以上に胡麻が特色の土地だと思うの。
うちへのお土産用に購入した、ほほえみです。
梅餡とゆず餡を薄皮で挟んだお菓子。
鶯なのか、なんなのか、わからぬままに盛ってしまいましたが、ピンクのぽちょんはお多福の唇だったらしく、バッチリミスりましたね。
比較的日持ちする商品ではありますが、皮もしなってしまうし、餡も潤いに欠けるので、なる早で食べるにこしたことはありませんな。
空豆は、いわゆる洲浜なんだけど、一粒がカールくらいの大ぶりで、食べごたえあるわ。
一方、きなこの風味は軽やかで、これもなかなかイケるものでした。
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