四ヶ町商店街にある古い洋菓子店。
佐世保銘菓 ”ぽると” で知られるお店だそうです。

初代が大変頑張ったようで、なかなか立派な構えなんですよ。
戦後に喫茶店として創業したのがはじまりのようで、2階の「白十字パーラー」ってのが断然気になったのだけど、コロナ禍を生き残れなかったらしく、現在は菓子販売のみの営業になっておりました。

お土産出荷が主力になっているのかもな。
ケーキなんかもやめちゃってたみたいだし、扱う商品も限られて、なんだか寂しいような、退潮の気配が漂う店頭です。
いつもは嬉しいお見切り品や福袋の販売も、在庫処分すぎてあんまり喜べないのよ。

銘菓ぽるとは、クッキーで柚子羊羹を挟んだ和洋折衷菓。
米軍基地と共存する佐世保らしい、いや、ボルトガルの方だから、長崎らしいというべき遊び心のあるお菓子。
クッキーはしっとりな口当たりで、中の羊羹にはグラニュー糖もまぶされて、全体的にしっかり甘いのが、やはりご当地らしさかな。

マリアンは、なんとなく潜水艦ぽいフォルムだなと思って買ったマドレーヌ。

もすもすとした食感で、艦底に一筋の白あんが仕込まれているのが面白いところ。
ただ、なんだかお菓子からも、あんまり元気が感じられません。
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