須崎西ICの近くにある道の駅「かわうその里すさき」
産直市場というよりは垢抜けぬ土産店や食事処等が複数寄り合うタイプの、あんまり大きくはない道の駅です。

中に入ると、こころなしか焦げくせぇような⋯⋯
2階のレストランの匂いかなとお土産を見ていたら、奥に魚屋さんの区画もあったのか!
須崎よりもさらに南下した土佐久礼に本店のある「多田水産」のサテライト店舗。
こちらは昭和60年に高知で初めて、かつおのたたきの真空パックを商品化したパイオニアらしく、焼き立ての柵をそのまま持ち帰れる他、パック品の全国発送も承るようです。
店頭のかつおもここで捌いているようで、兄貴たちが立派なやつズバズバと切り分けていて見惚れちゃうな。

そしてまさか、道の駅の室内でバンバンに炎を上げながら、わら焼きしてるとは思わなかったよ!
時折やってくるバスツアーのお客さんに合わせたパフォーマンスでもあるらしく、ご当地らしい豪快で迫力ある光景に、私を含め、爺さん婆さんらも大喜び! なんと観光用のワラ焼き体験にも対応してくれるんだそうな。
「おいしそうだけど、一本丸かじりするわけにもいかんしなぁ」とたたきの購入を躊躇する一人旅の皆さんに朗報です。

その場で一人前を切ってくれるのよ。
しかも、有料試食感覚のお手頃値だから、すでに鍋焼きラーメンを2杯食べてゲブゲブだったとしても、素通りはできないわね。
今回、戻り鰹の季節は微妙に外しちゃったようで、鰹自体は比較的ヘルシーに感じます。ただ、薬味なんていらないくらいのフレッシュな味わい。
たたきの調理については、保存性の向上とか皮目の脂の活性とか、さまさま効果があるようですが、わらの高火力で一気に焼き上げる際、皮目に纏う焦げ香の魅力が大きいと思うのです。こりゃ一種のスパイスだわ。
オススメ: ★★



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