なにより ”リッチなカレーの店” という冠がステキなのよね。
きょうび聞かないもん、リッチって言葉!

先ごろ、リッチの欠片も落ちていない仲見世商店街から町田ターミナルプラザへと栄転してきました。
バスターミナルと駐車場に挟まれる2Fのレストラン街「ターミナルエイト」は、かつて嶋崎氏の有名店が入っていたり、どちらかというとラーメン街だったように記憶しているのだけど、昨今はカレー屋さんが増えたようで、すっかりテーマが移った感。
その牽引役として期待される当店は、店頭にならぶイスでも分かるように、開店前からズラリ行列ができるくらいの人気ぶりでした。
新店舗もコンパクトなカウンター店でありますが、席数は増加。
お父さんもお達者で、次世代とともにまだまだ頑張れそうな雰囲気ですね。
ただ、カツ揚げをはじめると店内はけっこう暑く、空気もこもってくるので、換気や空調の関連は要改善かもな。

それでは、リッチなカツカレーをいただきましょうか。
お江戸の本物のリッチには到底手が届きませんが、神奈川県町田市の、カレースタンドの、ちょっとした贅沢が身の丈にあっているんじゃないなと思う今日このごろの私です。
サラリとしたカレーは、具材由来のほのかな甘みとスパイスのバランスがちょうど良くて、おいしいね。
とかく情報化の進んだ現代では、昭和のマスター達が独学で練り上げていったようなお料理は生まれにくく、希少な到達点の一つを味わう感じです。
高座豚を使うトンカツも無駄におごらず、カレーに添えてちょうどいい厚みと存在感。ルーに入っているお肉もトロ旨で、リッチな気分になりました。
こういうの、意外と若い層にも支持されるもんなんだな。
参考ページ: https://curry-asano.shop/
オススメ: ★★★


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