駅前にあるお蕎麦屋さん。
大正9年に小田原駅開業とともにオープンした老舗です。

周囲がビルに建て変わっていく中で、それっぽき和の風情を残す貴重な存在よ。
シックな板張りの店内もそれなりに味のある雰囲気で、2階席を含めたキャパも十分。
会計にはセルフ精算機が導入されていたり、意外な近代化もなされているんだな。
箱根やお城に訪れるインバウンドのお客さんとかも多いのかもね。

名物は9つの味が楽しめる宿場そばです。
海苔、おろし、しいたけ、おあげ、海老天、ねぎ、うめ、とろろ、ちくわ天。
かまぼこや白和えの小鉢を含め、ズラリと列ぶと壮観ですし、お蕎麦屋さんの一通りの味が楽しめるので、あれこれ注文を迷ってしまう方にはぴったりよ。
蕎麦だし、それぞれ小盛りなので、量も持て余すほどではありません。
ただ、汁を直がけしていただくため、配分には多少の計画性が必要かも。

こちらは天ぷらそば。
お蕎麦自体はそれほど気張ったものではないんですが、海老天がちゃんとおいしい点は侮れませんね。
オススメ: ★★


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