園内にある藩主の邸宅。
兼六園は、そもそもこちらの周辺を作庭することからはじまったんだそうですよ。
現在の建物は、平成12年に当時の図面を元に復元されたものなんだって。お茶会に借りることもできるみたいなんだけど、平時はお茶席として、観光客に開放されています。
観光活況の金沢、しかも、訪れた人はみな必ず立ち寄るだろう兼六園の施設なので、素敵なお庭を眺めながらゆったり一服できるような余裕はありません!
4室ぶち抜いた広いスペースに毛氈が何線か敷いてあって、その上に向かい合わせで座って、はみ出るなみたいな指示が飛びます。ちゃっちゃとやっつけて、庭は飲み終わってから見に行け的なね。まいっちゃうよね。
お菓子は時雨亭オリジナルの表記がありましたが、今は違うのかな? 「諸江屋」のお店でも売っていた山包。茶巾で絞った栗きんとんです。
ご当地のお菓子は、総じて甘み控えめな印象でしたが、これはしっかりおいしかったな。
抹茶の銘は蓮池の香。これはオリジナルで、おそらく「米沢茶店」のものだと思います。
お煎茶は見るからに渋いな。
お菓子は生落雁で羊羹を挟んだ蒼古。これも加賀宝生を半分に切ったものだと思いますので、特別感はないものの、手堅い味わいでした。
飲食環境はいまいちですが、出てくるものはまずまず良いと思います。
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