駅ビル「イーサイト高崎」に入るお菓子屋さん。
実は高崎発祥のブランドなんだよね。
群馬県下の名品がならぶ「群馬いろは」の奥に、別格的なブースとしてバーンと構えているのがこちらのお店です。
元々和菓子屋さんとして創業して、その後パン屋さんを経た歴史は長いのですが、全国区の知名度を得たのは比較的新しくて「グーテ・デ・ロワ」が大ヒットした2000年以降の話。その後の巧みな経営もあり、街のパン屋さんは高崎を代表する企業の一つになりました。ビッグトゥモローを掴んだな！
ラスクにほぼ特化した商品展開も分かりやすいですし、個包装で日持ちもして、かさがあるわりに値段はお手頃という、気取らぬ贈答にもってこいな体裁がウケてるのかなと推察します。
なんぞ、ご当地限定の商品がないかなと覗いたところ、群馬限定ぐんまちゃんパッケージが見えましたので、オジサン、若干照れながら買ってきましたよ。
生憎、撮影する前に食べきっちゃったのだけど、ダルマ等も描かれた個包装のデザインは3種類。その他包材にも、細かく意匠が盛り込まれておりますね。
ポイントはラスク専用に焼かれたパン生地でしょうな。
売れ残ったパンのリサイクル的なイメージの強いお菓子でありますが、通常のフランスパンではなく、キメの細かいベースを使うことで、固くならず、ザクサクな具合よき食感に仕上がっています。
噛むとじゅんわりバターが滲む感じ。まぶされたグラニュー糖の程よい甘みにほんのりの塩み。
自分ちじゃあんま食べないけど、悪くないわな。
あと、群馬県内ではカッコつけず、味噌ラスクを作っちゃったら旨いと思います。
帰りの車窓から見えた、ハラダのえげつなき工場「シャトー・ドゥ・クレアシオン」
皆さん、群馬に宮殿が建ってますよ！！
そして真に恐ろしいのは、10kmほど離れて、もう一つの巨大な本社シャトーがそびえていること！
すでに、ラスクという国内のニッチ市場をあらかた手中に収めた感があり、もはや宮殿が１つでは足りない規模の商いです。
高崎から全国のデパートに向け、今日もラスクを焼きまくっているハラダでした。
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