北海道十勝のお菓子屋さんです。
ひとつ鍋は変わった形の最中。
世の最中種は縁起物や花鳥風月を象ったものが多いですが、よりによって鍋にしなくてもいいのにって思いますよね。昨今のニッチなカプセルトイみたいな誰得モチーフです。
でも、これは十勝開拓の祖である依田勉三翁が、開拓当時によんだ「開墾の はじめは豚と ひとつ鍋」の句に由来するんだそうな。なるほど。極寒の大地で開拓労働者たち身を寄せ合い、鍋でグツグツ炊いたぜんざいを囲みながら、ささやかに宴する様を想うと趣はあるか。
松葉散らして蹴鞠しくさる雅な奴らとは、菓子の厚みが違うよね。
中のあんこはおぐら、こし、白の3種類。
ギミック的には蓋が取れると面白いのですが、実際はあんこにくっついているので、そのまま丸かじりとなります。
お味はガッツリみっちり甘いタイプ。この断面には見えてませんが、中には求肥も入って実に食べごたえのあるお菓子になっていますよ。
彼の地ではカロリーが必要なのです。気を抜くと死んじゃうからね!
六花の森のヨーグルトも、お取り寄せの際は忘れず注文したき品。
食後に何も言わずに出しても、一匙口にした家族が、くわっと目をむく様よ。
クリームのように濃厚リッチなヨーグルトでさ。ネットリなめらかな舌触り。ほのかな甘みと上品に抑えられた酸味のバランスもよく、ぜひそのまま舐めていただきたい。
もちろん、六花亭のいちごジャムなどをちょんと乗せてもさらにリッチになってしまいます。
そして、つぶあん! ダイレクトにつぶあんも売ってるのかよ!
これも最中同様にどっしりバッチリ甘くって、食べごたえ満点なあんこです。
あんこ餅にしたところ、1パックで丸餅6個を余裕で受け止めましたので、買い過ぎにご注意。ただ、日持ちがするから、ストックしておいて困ることは無いかも! むしろ嬉しいかも!!
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