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高松・うみまち商店街の「あら汁 いなぎ」であら汁定食

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しばしチャリンコを漕いで、高松市中央卸売市場までやってきました。

正面に見えるのは「うみまち商店街」としてアピール中の加工水産物棟と関連商品売場棟。

ここには一般人も利用可能な食品卸や飲食店が入居しており、市内のお出かけスポットの一つになっているようなのです。

ハンパ時間に覗いたので、営業しているお店も多くはなかったのだけど、意外に新規出店組が多いようで、それなりに面白みある飲食街になっておりましたよ。

「ル・ミトロン」がこんなところにも出店してて、たまげたわ。

プロ向けに早朝営業する旧来店と、一般利用者をターゲットに昼前から営業を始める新規店というざっぱな色分けができそうです。

こちらのお店は後者で、ちょうど口開けに滑り込むことになりました。

安い宴会場のごとく飾られた、サイケな店内です。 

お食事メニューはあら汁定食、ほぼ一択。

お刺身かヅケかが選べる他、魚の甘酢揚げ煮小鉢と自家製ねぎ味噌添えの漬物皿がついてきます。

白味噌仕立てのあら汁に、ガラは入りません。あら汁を主役に据えるに際し、具を均一化できないので、いっそ汁だけが潔いという判断なのかもね。

代わりに若干の麺と茹で卵、松山あげが入っておりました。実際、食べやすいし、ダシはしっかり出てるので、フツーにおいしくいただけますよ。 

ただ、彩り程度には、海老の頭やアレが見えてもいいと思うし、具には落とし卵や根菜 豆腐とかが嬉しいかな。 

刺身はキンキンに冷えすぎた状態。

ただ、立派な厚切りで、甘みもあり、おいしいものでしたね。 

唯一、硬炊きのご飯がいまいちなのがもったいないところ。今回は半分盛りで頼みましたが、飯が進むおかずが多いので、食べ歩きで胃がざらついてない人は山盛りでもいいと思います。

市場の前には小さな漁船の集う船溜まりがありました。

瀬戸内の港町だからね。本来ならば、いろんな海の幸に溢れてても良さそうな高松だけど、街を歩く限りでは、あんまり目に入ってこなかったんだよなぁ。どこへ行くんだろ?

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