徒歩旅でどんだけのうどんを巡れるのかという今回の試み。
もちろん、繁華街や職場に近接する中心市街にもそれなりの出店がなされておりますが、はたして、そこだけ食べて讃岐うどんの概要に触れることが出来るのか?
むしろ、車での移動が多い土地柄を反映して、大通り沿いに十分な駐車場を備えて営業するタイプのお店が主流のようにも感じるのよね。
その点では宿題は溜まったままなのです。
こちらは栗林町にあるセルフのうどん店。
高松の大動脈沿いに立地するロードサイド型のお店ですが、栗林公園のお向かいでもありますので、見学帰りに徒歩で立ち寄ることが出来ますよ。
体裁は一般的なセルフ店のもので、さっぱり清潔に維持された店内です。
いりこって感じのかけ汁が旨いのよ。
うどんだけでなく出汁の味も楽しめるよう、基本的には冷かけを食べるようにしていたのですが、どちらかというと麺の存在感が前に出るので、汁についてはラーメンほどの個性の差は感じられなかったのよね。
でも、こちらの汁は格別に印象に残っていますね。
うどんは口当たりの優しいエッジの無い茹で上がり。表面はツルモチで噛むとクニッとした歯ごたえがありました。おいしかったわ。
宇和島産のじゃこ天はパン粉を付けたフライになっていたのです。
これがいわゆる ”じゃこカツ” ってやつなのかしらね? ごぼうや人参の具が入り、和メンチ的な風合いでもって、素揚げのものとはまたおいしさがありますよ。うどんとも好相性。
コメント一覧
こんにちは!このお店おいしいですよね。私(横浜市民)も昨年行きました。こちらの天ぷらで「こんにゃく」とか「高野豆腐」があってそれもすごく食べ応えがあっておいしいのですが、調べたところ香川ではお煮しめなどが残ると、飽きずに食べるために天ぷらにする文化があるようでした。もし今回召し上がっていなければまたいつかぜひ味わっていただけたらなと思いました^^
>321さん
お煮しめの残りを揚げた天ぷら! 渋すぎる!! 食べたい!!!
色々食べ回りたくて、サイドメニューや天ぷらコーナーは極力見ないようにしていたのですが、惜しいことをしました。金時豆の天ぷらとかも食べたかったし、次回は是非チャレンジしたいな。
高松を離れて早20年、名前に記憶が無いのでググって見たら、大昔に吹上亭関係で営業配達をしてた頃に開店していました。当時は吹き上亭か小松亭でうどんを食べていたので伺った事はありませんでした。
記事にあるエッジの無い口当たりは、まだまだうどんになりきってない少し早いタイミングで召し上がられたのではと思います。角が丸くふやけた状態です。うどんになりきると、回りの水分が固化したグルテンの芯まで行き渡って、やっと綺麗な方形の断面になります。昨今は湯でたてで洗い〆したてのうどんをありがたがる風潮にありますが、うどんとして完成した麺は比べ物にならないくらい美味しいです。のど越しとかコシはここからのお話です。ぜひとも召し上がって頂きたいです。
普段は「かけうどん(温冷)」・「醤油かけ(温冷)」・「しっぽくうどん」しか頂きません。正味、うどん自体が好きなので乗っている具材には興味がありません。まあ、年に数回きつねうどんを頂く位です。釜あげうどんは食べない派です。幼少期(5歳)に製麺所で大人達に混ざって釜あげうどんに醤油をかけて1本食べたら、口の中を火傷して酷い目にあって以来食べていません。昨今の生ぬるい釜あげうどんからは想像つかない程熱いものですから。
楽しい美味しいうどん巡りができます様に。
>岡井運蔵さん
うどんになりきってないタイミング。
一歩踏み込んだ愛好の姿が垣間見える気がします。深いな、うどん沼は。
今回は出汁も味わわねばと、冷かけメインにいただきましたが、ほんとは汁に浸かり続けない醤油やザルが良いのかなと思ったりもしました。