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松江しんじ湖温泉の「神代そば」で割子そば

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奥谷町にある蕎麦店。

かつての武家屋敷の風情を残す塩見縄手の外れ。

やはり、通りに人影はまばらだったのですが、こちらは小泉八雲記念館等からも近く、観光客も多く訪れる有名店みたいです。平日の昼過ぎでも、店内はかなり賑わっており、驚きましたよ。

店頭にはその日の蕎麦粉の産地が掲げられ、兄貴がグイグイと手打ちしている十割そばが自慢。

比較的、意識高めなお蕎麦屋さんって感じです。

出雲蕎麦は、しっかりとした食感のものが多い印象です。

スルスルとののど越しを楽しむようなものではなく、しっかり噛んで、その弾力や風味を味わう類なんだな。こと、こちらのお店のものは、ピンと立ったエッジとコシがピカイチで、なかなかに旨かったのですよ。

濃いつゆは上品な風味に仕上がっております。バッチリな甘辛で若干の酸味的キレがあるもの。やはり、少量ずつを直接かけていただく形です。

はじめは器の違いだけでお味は大きくは変わらんだろうと思っていたのだけど、つけそばというよりは和えそば寄りの感覚で、新鮮な経験でもありました。

つゆのお味は、もともとご当地の醤油が甘いのも関係してるんだろうな。加えて、出雲には地伝酒という調理酒でもって、コクや甘み、風味や照りを出す文化があったんだって。おそらく赤酒みたいなものなんだろうけど、一度生産が途絶えたものが復刻されて、こちらのつゆにも使われているらしいよ。 

茶道文化の伝わる松江ですが、一般的に飲まれるのは番茶が多いようで、出雲番茶として各種商品が販売されております。

中でも面白いのは、はま茶と呼ばれるカワラケツメイを混ぜた番茶。ほの甘い香りがするのだけど、こちらのお店でいただいたものがおいしかったので、レジ脇のものを買って来たのよ。

後で分かったんだけど、定価以上の販売らしく、他店と比べ5割以上高かったんだわ。

まぁ、気にしなきゃいいのだけど、逆になんでそんなことするのかなっていう疑問は残り、お蕎麦のおいしさが幾分削がれた感はありました。

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