松江しんじ湖温泉の「西洋軒」でカツライス

カツライスというご当地食があると知り「助かったぁ～」と思いました。

せっかく松江に来たのだから、昼は出雲そばを食わねばならぬ修行の覚悟はできた。

んで、夜はカツを巡れば、食の土産話にも一応の形は付くんじゃないか・・・

という、目算はやはり甘かったようです。

実のところ、カツライスはあんまり力のあるご当地食では無いようで、中心部で徒歩アクセスできるお店は限られているよ。夕食だとなおさら選択肢が無くってね。

やってきたのは、京橋川沿いにある昭和7年創業の洋食店。

ご当地洋食の歴史店なんだろうね。レトロを漂わせる店構えがステキですよ。

一階は大人な雰囲気のカウンター席になっており、現在は稼働してなかったけど、かつては中央部分でステーキなんかを焼いていたのかもって造りでした。

近所の旦那やら、仕事帰りの皆さんが、パラパラと夕食を召し上がっておりましたよ。

カツライスについてくるミニサラダ。

実はね、こちらのお店には魅力的な盛り合わせセットが複数存在しておりまして、隣のオッサンのがめちゃ旨そうだったのね。正解はどう考えても、そっちなのです。

ただ、ご当地名物で売り出している以上は、カツライスを避けるわけにはいかぬ旅人のジレンマ。

松江のカツライスとは、ご飯の上にカツを乗せ、デミグラスソースをかけたもの。

うん、シンプルというか、まんまだな。

カツは薄めで、やや元気の無いコンディション。

なにより白飯が多すぎるのよ！　

真面目なデミのお味はともかく、ハヤシみたいな形で飯を食わすほどの量もかかっておらず、漬物塩分の助けもない状態だから、限られたソースを温存しながら、なんとか食べきったのです。

良さそうなお店なんだけどな。完全にこれじゃなかったわ。

観光的には、カツライスにもコンビネーションを設定いただき、副菜等を足せるようなると助かるな。