茶町商店街にある、おばんざい居酒屋。
恰幅さんもすっかり追い詰められましたね。
Google Mapsがあてにならず、この夜予定していた飯処が軒並み営業してなくてさ。とうとう飲み屋に入ってしまったのですよ。ろくに飲めないのに。
しかも、おばんざいを掲げるお店だったのか。店名も見てなかったのだけど、松江に来て「おいでやす、おおきに」と言われてもなぁという下手くそ感漂う店舗セレクト。
やはり下戸に吉田類は降りてこなかったようですね。
いや、こちらは人っ気のない茶町商店街の中心に立地しており、お昼も夜もなかなか賑わっている様子が外からも見えていたのですよ。もちろん地場素材のつまみも揃っており、気さくに飲めるお店みたい。
注文は席のQRコードを読んでスマホから行う形。合理化やコロナ対策でもあるのでしょうが、旅先の飲み屋では店員さんとの対話から生まれる注文が無いと、やや寂しくは感じますかね。
お通しは南蛮漬け。
李白の生にごり酒は発泡もあり、キリッとした酸味の初夏にぴったりなお酒でした。
本日のおつくり盛り合わせの小。
イマイチなマグロなんか入れなきゃいいのになって思うのですが、サワラの炙りは旨いですね。ヒゲソリダイやダルマダイもまずまず。
貝のあっさりうま煮を頼んだら、大皿にいろんな巻貝が乗せられてきました。
バイ貝とかキサゴしか分からんけど、サイズが大きくなると串でクルンと取るのも大変よです。左下のえれぇデケェやつは予め殻を割って出してくれているのだけど、中は半生な感じで、ちょいビクつきながらいただきました。
なんかもう、これだけでお腹いっぱいになってしまったのです。
大山鶏の唐揚げ。唐揚げサイコー!
下味は抑えめにして、ポン酢で食べる形。熱々サクサクだから、それだけで旨いっす。
店内にはゆったりなカウンター席も用意されておりましたが、1人でしっぽり飲むよか、みんなでワイワイ楽しむのが似合うお店かも。
コメント一覧
夏、鳥取に帰省すると、あんまし夏はごちそうがのうてなあ、と言いつつ、ばい貝をさっと塩ゆでして出してくれました。さばも夏で、賀露港から街に行商に来るおばさんから買ったのはまだ生きていて、その頭を、念仏を唱えながら落とすのです。
島根といえば石州わかめで、乾燥した板わかめをストーブであぶり、パリパリにしたのを揉んでご飯にふりかけ食べるのですが、残骸が食卓の下にちらばり、連れ合いは半狂乱。もっと高価なのが香り高い岩海苔で、冬の荒海のなか、岩にへばりついた天然ものを手で拾い集めるのですが、作業に夢中になり、海に背を向け、大波にさらわれたとの報道は、冬の風物詩?でした。こちらはさほどゴミは出ません。しかし、島根+鳥取の「山陰」という呼称、当節耳にしなくなったのも、時代の変化ですね。昔はよく同情されてをりましたのう。
>RTさん
板わかめ買ってきました。
たしかにほぐすのが大変で、そのまま食べるとしょっぱいですな。特に茎のとこ。