松江藩主の菩提寺である「月照寺」にやってきました。

松江城西方の山裾に建つ、静か~なお寺なのですよ。

一応、レイクラインバス等のルートにはなっているようですが、決して多くはない松江の観光客のうち、こちらまで足を伸ばす人はあんまりいないらしく、この日もすっかり貸し切りでありました。

なんだか、だいぶ荒れている感がありまして。
それはそれで枯れた味わいといえなくもないのですが、貴重な文化財が多いだけに、このままでいいものか、ちょっと心配しちゃいます。
大木を切り倒して、低い草木に植えかえている最中みたいで、環境もだいぶ変わりつつあるのかも。

境内には、松江藩松平家九代までの藩主と妻が眠る廟所が設置されております。

廟所の構成はほぼ共通で、木門の先になぜか鳥居があって、奥に石の柵に囲まれた墓塔。
それぞれの門には、おそらく生前のお好みやエピソードを盛り込んだであろう彫刻等が施されており、これらをじっくり見比べてみる楽しみがありますよ。
なかなか味わい深いスポットなのです。

書院にて、お庭を眺めつつ、お茶もいただけます。
一回りしてきたら、お茶の準備をしますから声かけてくださいねということで、婆さんがワンオペ対応してくれました。

お菓子は「風流堂」の路芝。
草に積もった雪が溶けゆく様をあらわしているんだとか。
あんこを薄い求肥でサンドして、捻って乾かした半生な地味菓子で、しっかりしつつ上品な甘みと、ごまの香ばしい風味。

その他、歴史ある茶室や宝物殿もあるのですけど、これらの管理を一寺院に背負わせるのは、だいぶ厳しいような気がしますね。
整備次第では大きな観光コンテンツにもなりますし、諸々失われていしまう前に、もうちょい公的に支えてあげた方が良いんじゃないかなと感じました。
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