足立美術館のついでに、安来の名刹である清水寺にも寄ってみようかと思っていたのです。
んで、駅の観光案内所で聞いてみたのよ。どのバスに乗ればいいのかを。
そしたら、バスは出てないんだって。マヂかよ、代表観光地じゃねーのかよ。

587年開山という由緒ある清水寺。
門前では鎌倉時代からの伝統があるという羊羹が名物で、境内にも売店が設置されていると聞きます。
最盛期には10軒あった製造元が、現在は4軒に減っておりますけど、それでもバスも出てないようなお寺のお土産品としては、多すぎるくらいですよね。
どうやら松江等のお土産店にも出荷される形で、県内に浸透している品のようですよ。
安来駅の「観光交流プラザ売店」には、食べ比べにちょうど良い清水羊羹ひとくちアソートが売られておりました。バラ売り対応かつ4店分揃っているお店はレアだと思います。

上の舟形は「深田豊隆堂」
サイズは最も小さくて、密が滴るようなウェットかつソフト。どっちかつーと水ようかん寄りな軽い仕上がりでした。
左手は「遠藤瑞泉堂」
見た目が一番黒いもの。これも柔らかめで黒糖を使っている分、甘みにコクがありますね。
中央は「西村堂」
ドッシリとしていかにも羊羹らしさがありますね。端っこにはシャリ感があり、蜜っぽさも感じます。
右手は最も歴史があるという「黒田千年堂」
これは食感もお味も中間点。それでも一般の羊羹よかやや柔らかめで、寒天の風味を感じます。
羊羹自体の食べごたえなら「西村堂」のが個人的な好みかな。
その他、黒田の歴史、遠藤の商品バラエティ、深田は季節を問わず食べやすくて、同じ羊羹でもそれぞれに良さがあり、面白い食べ比べになりました。
重いから持って帰れなかったんだけど、本来のでっかいサイズを厚切りで食べると、また印象が異なるかもね。
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