沼津銀座通りにある、惣菜と甘味とコッペパンのお店。
なんだか、通りに違和感あるなぁと思って歩いてきた、そっか、商店街のアーケードが撤去されたのか。
うちの近所もそうだけど、屋根がなくなると、いよいよ商店街はおしまいって段階なんだよな。先の費用や安全性を考えると他に選択肢はないんだけどね。ほんと、何もなくなっちゃう感じだよね。
そんな寂しき沼津銀座でありますが、こちらは健在で、またあの桃パンをかじることができたのが嬉しいな。
沼津のソウルフードとも言われている「桃屋」のコッペパンです。
自家製のフライが具になっており、お好みサンドは半切りのハムカツとコロッケが入るもの。
そして、こちらの最大の特徴は甘いタレ! 普通のソース味も選べますが、観光の皆さんはぜひ甘い方にチャレンジしてみてくださいね。
お味はみたらし餡に近く、たぶんソースなりを加えて、後切れを良くしていると思います。
フライにみたらしと聞くと、どうかな?といぶかる方も多いでしょうけど、これがなんともいえず好相性なんだよね。
なんだかさ、私も歳をとって、最近、やたらと喉にものがひっかかるんだよね。パサパサのパンは飲み物が無いと厳しい昨今。しかし、このタレはトロミが付いているから、するりと喉を通る利点があります。疲れた中高年にも優しいオヤツなのです。
そして、脇を支えるチープなボロニアハムのしオッケと風味もやはり欠かせねぇポイントなんだな!
決して上質ではないものが集まっているのに、奇跡の相乗効果で、妙に旨くて、クセになる一品に仕上がっているのです。
文句なく、沼津ご当地の食文化遺産だと思いますよ。
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