イセザキモールの2丁目にある麻婆麺のお店。
「華隆餐館」というか、「小青椒」の姉妹店といった方がいいのかな?
イセザキ中華街におけるガチ店の一つです。
アヒルの首やモツを煮た鴨脖のお店としてオープンして以降、ちょっとした麺料理や小鍋を扱う面白いお店だったのだけど、繁くは混まない、わりとユルい営業風景だったのよね。
それが先ごろ麻婆麺のお店として、リニューアルしました。
しかし、内容が変わると聞いてから、ずいぶん日が経ちましたよね。やはり、コロナ給付金の関係なのか、しばらくはお店を閉めてた方が得であろうという、世知辛い算盤勘定だったのかもしれません。
お店は看板が新しくなり、冷蔵ケースが撤去された他は、あんまり変わってないような気もします。
従来の小麺系のメニューも引き継がれ、麻婆麺や飯の他、上海、香港、成都のワンタンメニューが加わった形かな? 気さくに利用できる麺食堂って感じです。
客層はやはり現地のニーチャン、ネーチャンらが中心で、店内では中国語しか聞こえません。
ヲバチャン調理人は、私が入店してから帰るまで、ずーーとスマホでギャンギャンと喋り倒しており、実にかしましい環境でありました。
麻婆老王麺という、なんぞ強そうな名前がついておりますよ。
赤と緑の2種類があり、これは後者です。
おそらくは唐辛子主体と山椒主体の差なのかなと思いますけど、実際、食べ比べてないから分からんわ。
例のペラい白湯をベースに、ちょいやっつけたような麻婆豆腐が乗っかります。肉味噌自体の味付けは悪くないので、スープの底に沈んでいるのを掬って食うのが楽しみよ。
辛さはビリビリだけれど、まぁ普通に食えるかなという加減でしたね。お尻も特に被害無し。
麺はツルリとした平麺を使い、量は200gと書いてあります。かなり大きな丼に、量だけはなみなみと入っておりまして、これが食べても食べても減らない絶望感なのですよ。
小手先の辛さではごまかせないダルさが漂い、早晩飽きるからな。
あえての麻婆麺気分ならば、このスープを避けて「華隆餐館」で刀削麺にかけるタイプを食べた方がまだ良いのかも。少なくとも、これが店を背負う看板商品にはならんのではないかという感想です。
とりあえず「麺一杯ぐらいはコーヒー代わりでしょ」なんつって、おやつ枠で入店せず本当に良かったぜ。
大方の予想に反し、隣の「国壱麺」というチェーン店の方にお客が入ってるのよね。それは今後も変わらんのかもな。
ちなみに、会計の際によく見たら、厨房のヲバチャン、ハンズフリー会話じゃなかったわ…
メチャメチャ片手調理やん。
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