用事があって、久々に降り立った茅ヶ崎の地。
某横浜飯店が鬼の行列だったので、仕方なく、湘南マダムなランチどころに流れてきました。

地元の酒蔵「熊澤酒造」が経営するお店ですね。
駅前からちょい外れているし、ここなら空いてるだろうと思って来てみたら、品の良さげなオールド世代の昼食会で、平日でも満卓近い賑いなんだな。
かつて「日本精麦」の工場だった建物をリノベした大箱で、カフェを併設するベーカリーとイタリアンレストランが入っておりますよ。お店は若い子達があたふたとやっておりますが、ゆったり使っている店内はどことなくリゾートな空気も漂って、雰囲気良し。
私らは茅ヶ崎というと、ダイクマ、ヨーカドー、工場のイメージだったんだけど、サザンの音楽と伴に海辺からオサレが打ち寄せてきているんだなと感じるのです。

”朝しぼり 春 吟望天青”という、無濾過生原酒をいただきました。
甘味とまろみ、僅かな発泡を感じるお酒です。
熊澤のお酒はイマイチだったイメージがこびりついてるのだけど、いやいや、全然飲めるお味だな。
ただ、売店でしっかり瓶詰めを売ってたし、朝しぼり=今朝しぼりとは限らんけどね!
ちなみの他の卓では地ビールをしばいているやつらが多かったです。

ランチはステーキ、肉、魚、パスタのコースと若干のアラカルト。
まず、出てくるのは、自家製人参ドレッシングのサラダです。
これがセットのサラダにしてはたっぷり盛りなのよ。
葉っぱの下には、豆、根菜、ハッシュポテトにかぼちゃのソースも隠れており、食べ応えがあってうれしいな。
湘南ビールを使ったカンパーニュなど、隣で焼いたパンも添えられます。

この日のお魚ランチのメインは鰆の菜種焼き 桜と梅のソース。
皮目サクッとふんわり焼けた鰆。
新たまの甘みと葉っぱを刻んだチーズソースで淡白な味わい具合良く補っていておるほか、桜塩や梅干ソースがアクセントに加わります。
茅ヶ崎がそんなカッコつけんでもとええやんか思いつつも、どことなく親しみあるようなお料理に仕上がっていて、悪くないですよ。

デザートは桜パウンドケーキ、キウイソースのパンナコッタ、オレンジ。
珈琲も果実みあっておいしいわ。
一度、熊澤のオクトーバーフェスを覗いてみたいとずーっと思っているのだけどな。昨今は1合でベロベロになってしまうからなぁ。
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