「むさし」のおむすびも、広島市民のソウルフ－ドの一つなんだって！
それもシンプルな俵むすびが一番人気だってんだから、なかなかの渋好み。なんだか、地味で寡黙でストイックな広島カープの選手にも通じるところがありますな。まぁ、一人も知らんのだけど。
広島駅併設となるエキエの飲食街にもイートイン可能な支店が入っておりました。
観光客や出張族がお好み横丁に群がる一方、こちら主に地元の方々でもって、オープン直後から相当な賑わいを見せておりますね。お食事時には行列もできるくらいの人気ぶりよ。
ちなみに、階上のお土産街にも販売コーナーが別途出店しておりますが、お弁当はこちらの店頭でも扱っており、下から随時運び上げている式かもしれません。
イートインでは、お弁当と同内容のものを平盛りしたメニューの他、うどんやお蕎麦もいただけます。麺に俵むすびがつくセットもあり、それも良さげじゃんか。
今回はおかず各種が付いた、安芸むすびをいただきました。
俵むすびは、握りたてで温かく、もっちり柔らかな口解けよ。表面にダシ醤油かが薄っすら塗られており、ジャリっと感じるくらいの粗塩とともに、きっちりキマった塩分が肝なのかもしれませんね。
その場合、無くてもイケるような気もするんだけど、梅、漬物、昆の具も入ったんだわ。
白身魚や唐揚げも揚げたてサクサクだし、各パーツは良いおつまみにもなりそう。
冷めてこその我がシウマイに対し、出来立てがおいしいお弁当もまた新鮮ですね。
えびす通り商店街にある、胡町店が創業店なんだって。
やはり開店早々から、店頭に人だかりの途絶えない人気店の様相でしたよ。
「むさし」は戦前から続く青果卸の「浮田青果」が始めたうどん店がルーツ。当時の社長夫人が社員のまかない用に持たせていたおむすびをお店で安価に提供したところ、たちまち大人気となったようです。
なお、現在は土橋駅の近くにある観光団体客を受け入れられるビルを構え、そこを総本店としています。
帰りにお弁当も買ってきたんだよね。
自慢のおむすびが、マツダ夫妻の目に留まり、広島市民球場で売られようになったことが、市民に深く浸透する大きなきっかけにもなったようです。
現在もマツダスタジアム限定のお弁当が各種販売されているみたい。
お弁当で一番人気という若鶏にぎりです。
こっちは三角形の手巻きむすびなので、俵むすびのお弁当とどちらを選ぶべきなのか？ さらに海苔無しごま塩振りの銀むすび、鮭と昆布が入る巨大な山賊むすびもあって、ビギナーを惑わせますよ。
おむすびの具は梅と昆布。もちろんおいしくはあるのだけど、お弁当になるとお味が馴染んで、握りたてほどの鮮烈は感じないのかもね。個人的にはやはり俵むすびがおいしかったわ。
ソリッドな唐揚げは大ぶりなものが3つも入り食べであり。その他ウインナー枝豆というおつまみ要員と、生キャベツとオレンジが入るのが、青果屋さんぽい部分かもね。
ところで添えられた塩は何に使うのだろうか？
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