大混雑、芋を洗うが如き小町通りに、鳩サブレーの「豊島屋」がワッフル専門店をオープンさせた報は聞いておりました。つっても、もう3年前のことなのかよ!
このあたりは、かつて ”瀬戸耕地” と呼ばれていたらしく、それをモジって、ライダー俳優のような屋号を掲げました。

我々横浜下民には厚いベールで隠されておりますが、実は和洋多彩なお菓子を作っている「豊島屋」
ワッフルも新しい試みではなく、元々本店の隠れ名物として販売していたものよね。
ちなみに、鎌倉でこの手のワッフルというと某21が思い浮かびますが、「豊島屋」では昭和初期から作ってるとのことで、だいぶ古いみたいです。
店頭では職人さんがせっせとワッフルを焼いており、中のレジで注文しておくと、しばしの後、焼き立てのタイミングで番号を呼ばれる流れ。
この人出だし、大行列も覚悟してたんだけど、思いの外、すっと買えたんだわ。

従来の商品はジャム一択でしたが、こちらではいろいろな具が選べます。
左からレトロもっさりなカスタード、あんずジャム、あんバター。
やはり、皮が旨いのよ。
表面サクっと中はほんわか。ワッフルそれ自体がスイートに香ばしく焼けているのが、たまらんな!

鳩サブレー使用のバターを挟むあんバターも良いけど、やっぱりあんずジャムが伊達じゃないね。
酸味控えめで飴っぽい甘みがあるジャムが、「いや、本当にいいんですか?」ってくらいたっぷり挟まり、まさに背徳の甘味です。
食べ歩き向きかというと、せめて茶のお供が必須な強度ではありますが、満たされ度は一番だな。
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