帯屋町筋のアーケードと並行する、比較的新しい雰囲気の飲酒街がサッパリ息をしておりません。
やっぱりね、屋根は偉大だなと思うのです。
きっと、高知隕石やファフロツキーズ現象からも守ってくれるから。

立派な文化施設「オーテピア」の向かい側。通りの入口近くに喫茶店がぽつんと営業しております。
元々古いお店らしいのですが、マスターが引退して閉店した後に惜しむ声が多く寄せられ、若い世代が事業承継することになったんだって。
高知基準ではやや高めな価格や、あえてモーニング戦争には加わらない営業時間短縮など、運営の合理化もなされたようです。
この日は初手に考えていたお店にフラれて、そのまま観光しちゃったから、だいぶ遅めの朝食で、ちょうどよかったわ。
お店は大きくなく、お客さんもパラパラだったんだけど、メニューによってはだいぶ提供が遅くなるようなので、余裕をもった利用が推奨です。

とあるトーストメニューが気になりました。
耳を落としザクっと堅焼にしたトーストへ、甘みを控えた素朴な煮小豆と抹茶パウダーのあんぱん。
そして、謎だった”イタリア”の方はクリームチーズを塗った上にピンクグレープフルーツ、マーマレード、そしてさりげにペペロンチーノパウダーがふりかけられておりましたよ。
ざっかけなき喫茶メニューが目立つ高知ではやや異色というか、夜の街らしく、気の利いたバーで出てきそうなテイストですね。
今回はあんま紹介できなかったんだけど、ご当地にも当世風のカフェはちゃんとありまして、こちらは古き良きを受け継ぎつつ、ちょい洗練させた中間くらいの位置なのかな。
未来に繋がったということは喜ばしいことだと思うのです。
オススメ: ★★



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