松山市駅前にあるスパゲティハウス。
ちらり見た食べログに、あにやら旨そうなミートスパの写真が載っててさ！
案の定、松山のソウルフードだったようですね。
間口の狭い目立たないお店でありますが、店内は昔のジャズ喫茶を思わせる、大人シックな穴蔵構造。
この日は混雑を避けるべく、夕方の開店早々に訪れたのだけど、幅広い年齢層のお客さんが次々訪れ、どんどん席が埋まっていきましたよ。
カウンター奥の厨房も、スパのでっかいフライパンを振りまくって、キビキビ動いておりました。
まずはミニサラダ。
これはそっけない見た目に反して、地味に嬉しいもの。
千キャベツにはコクのある自家製ドレッシングがかけられ、コッテリなポテサラが添えられております。
食べログのちっこい写真が、やけに魅力的に見えた理由が分かったわ。
ドンと置かれて、マヂかよと仰け反るくらい大盛りなのよ！
思えば、メニューにわざわざ小サイズが設定されている時点で、それを察するべきだったのよね。
しかし、周囲を見回してみると、通常の倍量はありそうなこの並盛りを、ヲバちゃんを含め、中高年層がモリモリとたいらげている光景でさ！ 松山民はしっかり胃を調教されている様子なのです。
そして、こｋまで松山編を読んでくださった皆さんの予想通り、このミートソースがやったら甘ぇんだわ！！
愛媛は！ 愛媛ってやつは！！ いったい、どうなってるのよ？？？
見た目には決して現れない、ローカル調味の奇異ってやつは、不意にグーで殴ってくるから怖いわよね。
ソースは、茹で置きのもっすもすするような炒めスパに対し、やや足りないくらいの量。大盛りだし、卓上にはチーズやタバスコがないので、後半はやや飽きてくるものの、ほんのりスパイシーでパンチのあるお味ゆえ、結局は不足なくいただけます。
ちなみに大洲にも似たスパを出すお店が目にとまりましたが、かつては支店展開もあったんだって。もしかしたら、甘いミートソース文化もご当地に広く根付いているのかもしれませんね。
これはのっさんにも、ぜひ召し上がっていただきたい品ですわ。
ちなみにグツグツのグラタンも旨そうだったんだよな。
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