松山市「デリー」のカツカレー

四国唯一にして、日本で２番目に短い地下街、まつちかタウン。

松山銀天街の端っこからエスカレーターで潜って、松山市駅やいよてつ高島屋まで濡れずに、でも、路面電車の駅へだけはちょっと濡れながらアクセスできるルートです。

気張らぬ飲食店がいくつか入っている中で、最も古いんじゃないかなと思しきが、こちらのお店よ。

とかく繁華街のカレースタンドというのは、忙しいリーマンや飢えた学生らの腹を満たすありがたき存在として、思い出に刻まれがちなので、ご当地のソウルフードに挙げる方も多いようです。

つっても、現在はだいぶくたびれた雰囲気で、若い子たちが次々訪れるというよりは、かつて通い詰めたノスタル世代がポツポツと飯を食っているような様子でしたね。

ちなみにJR松山駅にも同名店が入っているのですが、そっちまで何度も出向くのが地味に面倒で、スルーしちゃったんだよね。メニューや見た目がだいぶ異なるようなので、関係はわかりません。

定番のカツカレーをご飯少なめでオーダーしました。

カレーはわりと汁っけのあるタイプなんだな。ビーフ繊維がホロホロに煮溶けており、悪くないお味なのですが・・・

やっぱり甘いんだよな！　

どうやらご当地はカレーすら甘くしちゃうようで、大阪風をほのかに想起させつつも、後から辛味はやって来ない甘口カレーになっておりました。　　

カツはペラペラなカミカツで、油の風味がだいぶ荒っぽく感じますが、注文後にさっと揚げたものを乗せてくれます。

卓上にはソースもあり。ただ、カツのためにあえてかけなくても良さそうなカレーです。