松山銘菓、薄墨羊羹を製造する明治7年創業の老舗です。
本店は銀天街の東端のエリアにありました。
アーケードも薄暗いし、周囲も元気が無いし、こちらのモダンな店舗もなんだか薄汚れた様子じゃん。
商品は主要なおみやげスポットに必ずならんでおりますので、わざわざここまで詣でる観光客は少ないんじゃなかろうか。むしろ、地元常連さん向けの営業なんだと思います。
看板の薄墨羊羹は、西法寺の薄墨桜にちなんだもの。
ほんのり緑がかった、まさに薄墨色。中に白いいんげん豆が散らされており、断面にぼんやり浮かぶ姿が夜桜のごとしという、なかなか趣のあるお菓子なのよ。
甘さはやはり控えめで、素朴な豆の粒子を感じる口当たりでした。
本店限定商品という大納言エッグタルトも摘んでみました。
写真じゃ見えづらいけど、割ってみると中は七割方大納言が詰まってます。
おかげででエッグみはだいぶ霞んでしまっているのだけど、パイとしてはリッチでおいしくいただけます。
JA周桑都のコラボ品、里芋あんあんは里芋餡のどら焼。
皮はしっとりとして、若干のモチみを感じる食感で、餡は里芋100%でなく、白餡で支えてるようだけど、独特なネットリな舌触りが面白いです。
パッケージには ”優しい甘み” と書かれておりましたが、黒糖やはちみつも入る上、わりとしっかりな甘みがついており、お味に何か違和感があったとしても、力でねじふせております。
これも要冷蔵なので、飛行機で持って変えるのは難しいかな。
コメント一覧