すべてのデブが愛するメニュー、カツ丼!
昭和な蕎麦食堂の定番メニューとして日本各地に浸透し、玉ねぎ等と玉子でとじる煮かつ丼が一般的です。
次いで、だいぶシェアは落ちますが、ソースカツ丼がありますね。
出前用のっけ盛りとんかつ定食の形で、キャベツを敷き、ソースをかけるタイプや、ソースにくぐらせたカツのみ乗せるタイプ等など。個人的には和洋ブレンド型のソースが好きなのですが、デミに近いものだったり、ウスターそのままだったり、地域やお店によって様々です。
そんなソースカツ丼の分派とすべきか、第三極とすべきかは悩みますが、ご当地新潟では醤油ダレのタレカツ丼が大人気ですよね。
新潟タレかつ丼発祥の店「とんかつ太郎」
古い商店街が縦横に走る古町エリアに立地します。
空洞化ですっかり寂びた風景の中へ、突如現れる行列にビックリするわな!
新潟市街を歩き回った限り、飲食店に行列ができること自体が珍しかったので、いやいや、急にどうしちゃったんだと戸惑いますわ。やはり、ご当地における人気は別格といえるお店かもしれませんね。
キャパは大きくはないため、昼時の多数のお客さんをさばくには高回転が鍵。その点は繁盛店を長らく切り回してきただけあり、店員さん達も手際よくパキパキと対応しておりました。
メニューには一応のとんかつ定食やカツカレーも見えましたが、でも、やっぱ皆さん、かつ丼を食ってらっしゃる。
極細のパン粉を纏った薄いカツが5枚も積み重なる独特なスタイルです。
福井のカツ丼とも似ておりますが、昔のカツレツ由来との説がありますし、屋台上がりの当店では火の通りの早さや、枚数を重ねるボリューム感の演出なのかもしれませんね。
ちなみにかつが多すぎるというお客さんも少なくないようで、4枚カツ丼、3枚のミニカツ丼を注文している方も。ぶっちゃけ、丼的には3枚でも十分なのですが、めったに来れない観光客にインパクトを突き刺したり、たまの外食で飽食感を存分に味わうには、多いくらいがちょうどいいのかもしれません。
お肉はモモ肉を叩いたものかな? 薄いのだけど、食感はしっとりとしており、ちゃんとかじりごたえがありますよ。
そして、醤油ダレの香ばしい風味がすごく良いのよなぁ~
やけに肌なじむって思ったら、これってば、実はせんべいの風味やお味に近い感覚なんじゃね?
そして、新潟だけあって、たっぷり盛られたホカホカのご飯が旨いです。
ただ、玉とじのように汁っけがなく、ご飯へのタレがけも少なめなので、味噌汁は必須。別注なことに気が付かなかったのが悔やまれます。
昼過ぎ、店を出る頃にはこんな感じ。
少々待ってでも食べる価値はありますよ!
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