北海道の回転寿司は、なまら旨ぇ!
そんな土産話をよく聞きますけど、回転しない寿司はもっと旨いんじゃねーか? わざわざ飛行機乗って食う程の価値はあんのかって疑問に思いませんか?
今回は気兼ねなき一人旅ですし、この機会に宿題をやっつけておきましょう。
「根室花まる」は横浜駅にもお店が出来たので、今回は「トリトン」を覗いてみることにしました。
こちらは主にロードサイドへ出店しているので、徒歩旅ではアクセスしづらいお店です。でも、北8条光星店なら札幌駅から15分ほど歩けばたどり着けるので、ギリで選択肢には入るかな?
ピークを外して、夕飯にはまだだいぶ早い時間に到着したのだけど、しっかり行列ができておりましたね。中で受付を済ますと、スマホ呼び出しのシステムがありますから、普通は車の中に戻って順番を待つ形でしょう。雪が降ってなくって助かったわ~
店舗は若手を中心に運営されておりますが、価格は全国大手に比べると高めかな。
席に案内されると、まずはホール担当の店員さんからの自己紹介とおすすめ品の説明があり、さらに正面の板さんの挨拶までいただいて、なんだか回転寿司らしからぬ待遇なのよ。より丁寧な接客も差別化の一つみたい。
お寿司はタッチパネルで注文の後、お皿が手渡しされる形です。大手も回わさせないお店が増えてきておりますが、もはや、回転寿司というジャンルではなくなってきている気もします。気さくに利用できるお寿司屋チェーンよ。
初手からテンション上がって、サーモンづくしのいくらをうっかり食べちゃった後の写真。
お店の売上ナンバーワンは厳選生サーモンなんだって。
サーモンといえば、回転寿司を象徴するネタで、お江戸ではバカにされることも多いけれど、この海鮮の本場においても支持が揺るがぬストレートな旨さは、もはや無視できないんじゃないかと思うのです。
そして、私らはノルウェーの漁業を見習わなきゃならんぞ!
脂の乗りまくった網走産トロにしんが最高じゃんか!!
この一皿食えただけでも、十分に元は取れた感よ。
ほのあたたかなシャリは水分多めで、酢の味も強くない塩梅です。
北のうまいもん三種盛りは生ホタテ、ヤリイカ、カニむき身。
観光的には、こういう地のものをまとめた合盛りが充実してくれるとなお嬉しいな。
ニシンをお代わりしようと思ったら、もう売り切れてたので、ニシンなめろうで我慢します。
どうやら人気のネタは夕飯前に売り切れてしまうものも多いらしく、昼間になる早で入店するのが賢明です。
生ホッキも売り切れになっててさ。
磯の匂いが強いヒモしか無かったのよ。私ちょい苦手なんだけど、せっかくなのでいただいときます。
帆立稚貝の味噌汁で〆。
汁はしょっぱくて、いまいち。この辺に回転寿司らしい部分が残るのか。
今回はおすすめを中心にいただきましたが、マグロ等の定番中心に頼むとまた印象も違ってくるのかもね。
ネタはどれも旨かったよ。肉厚で、ほどよく柔らかく、臭みも感じません。北海道らしさを十分に味わえます。
ただ、非回転寿司の区分はかつてのように明確ではなくなりつつあるようなので、繁華街からアクセスの良い通常のお寿司屋さんでも良いんじゃないかなって気もします。
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