仙台駅の南東にある荒町のエリア。
お寺が多く残る寺社街でもあるのだけど、奥州街道にあたる商店街の界隈は、かつて麹を独占的に販売する権利を与えられていた ”麹の街” でもあるんだって。
世の不正は見過ごしても、甘味の気配は決して逃さないデブ。
散策中に甘酒カフェを見つけましたよ。
嘉永二年創業という酒蔵「森民酒造本家」に併設されたお店なのですが、このカフェがなきゃ、蔵があることにも気が付かず通り過ぎてただろうな。
中心市街にも近いし、もうちょい観光みを漂わせても良さそうなものだけど、表にある売店も閉まったままだし、あんまりお酒の小売には力を入れていない様子だったんだよな。
コロナを機に、東日本大震災で傷んだ蔵を建て直し、主力の卸だけではなく、消費者に直接アピ―ルできるカフェを開業させた経緯のようです。
表通りからはだいぶ奥まった場所に設置された店舗は、簡易な造りでありますが、女子好きしそうなテイスト。
元々は甘酒売から始まった歴史があるらしく、原点に戻る形の甘酒カフェです。その他、発酵スイーツや、おにぎり、スープの軽食がいただけるみたい。
おいしい甘酒は酒粕を溶かしたものでなく、麹と米からじっくり作るタイプ。
酒粕レーズンバターもなかはその場で仕上げるので、皮はバリバリだな。餡には粗挽きの塩がふってあり 良い感じの甘辛になっておりました。
ただ、相当な甘々コンビになってしまうので、甘酒に合う品はなんなんだろうな?
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