仙台といえば、ずんだ餅です!
駅のお土産売り場などは、すっかり若緑色に侵食されておりますが、ここまで注目されるようになったのは、それほど古い話ではないような気がしませんかね。
もちろん、江戸の世から続く郷土文化なのだけど、ハレの日の餅食は米どころの南東北全般でみられるし、枝豆などさまざまな餡をまぶすのもご当地に限ったものではありません。
やはり、冷凍品が普及して、大仙台の通年のお土産としてアピールするようになったのが契機かもね。
奥州街道に立地するこちらは、明治10年創業という老舗です。
ガイドブックなどには必ず載っているお店なので、やはり素通りはできないでしょうな。
地域により様々な呼ばれ方をする、ずんだ餅ですが、この店では ”づんだ餅” の表記になっており、よりラスティックな響きです。
町の小さな餅菓子屋さんの体裁よ。
駅や繁華街からは離れているのだけど、餅を買いに来る地元の方だけでなく、隠れ甘党な出張リーマンの姿もチラホラあって、お客さんは途切れない様子でした。
イートイン席も用意されているので、柔らかな状態をいただくことが出来ます。ただ、キャパは乏しいため、ピークには行列必至でしょう。ここまで歩いてきて、プランBに流れづらくもあるしね。
ごま、づんだ、くるみ餅がいただける三色餅を注文しました。
やはり、この3つならんだ糖質信号機がキャッチーなんだろうね。
お餅はツルンと丸められ、柔らかな、ほどよき噛み応えよ。
ただ、お餅そのものには思ったよか特別感は無いかもな。
づんだは、他店よか粒を残さぬ、なめらかなすりあがりでした。
他にも、3色のおはぎがあったり、店頭ケースに入ってたあわ笹餅が旨そうで、もう一歩先に踏み込むと、また面白いものが見えそうなお店かもしれないな。
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