高知では昔ながらのアイスクリンの人気が根強いようですね。
日本で初めて発売されたのは横浜の馬車道といわれているので、あいすくりんという名称には馴染みがあるのですが、我々世代に共有する食経験となるともはや無きに等しい遺物なんだよね。
アイスクリームとアイスクリン。
その違いは主に乳脂肪分の量なんだそうですよ。
沖縄のブルーシールもそうですが,南国では比較的あっさりとした味わいの氷菓が好まれるのかもしれませんね。

道の駅「かわうその里すさき」の中に、アイス屋さんがありました。
須崎の北にある佐川町からの出店らしく、昔は自転車でアイスキャンディーを売り歩いていたお店だそうな。
店頭にはお隣の観光農園のいちごや、ご当地らしいゆず、栗、日向夏など様々なフレーバーがならんでおりましたが、面白いのは、一般的なアイスクリームやジェラートではなく、アイスクリン風になっているところです。

「吉本乳業」という会社が、佐川町産のみを使った ”さかわの地乳” という牛乳を販売しているんだって。
声に出して読んでみると、どことなく素朴なエロみも漂うような、さかわさんのじか乳、もとい地乳。
道の駅に立ち寄る若人たちがニヤニヤしながら注文しておりましたので、私も一ついただきましょう。
牛乳が主役だけあって、ミルクの風味がしっかりしていますね。ただ、濃厚にはならず、シャーベットのごときシャッキリな後口なのが珍しいな。
こういうのも、さっぱり食えて、イケルじゃん。
オススメ: ★★



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