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横浜中華街の「順海閣 本館」で大手牵小手

戦後まもなく開店した「順海閣」

あの「崎陽軒」のシウマイを開発したレジェンド職人さんの系譜として知られるお店ですよね。

ぶっちゃけると、私は当店でまともに食事をした記憶がないんだよな。

若い頃、大皿からヌルい料理をとってくる式の中華ビュッフェを何度か利用したことがあるのだけど、そちらかというと団体向けにシフトした営業になっていて、その後はご多分に漏れず尻すぼみ。

唯一残った本店も、近年は大通りの新参バッタ店同様のオーダービュッフェを導入して、もはや名前だけの存在になっちゃたのかなって思ってました。

しかし、最近、突如として、らしからぬ江西料理を押し出すようになったとの報があり、界隈がザワついていたところなのです。

”江西菜、大手牵小手” とはナンジャラホイ?

通りがかりに表の黒板に書いてあったのが超気になって、早速、入店してみました。

店内はトの字型の構造になっていて、奥には間口以上のキャパがあります。

設備なんかはだいぶクタクタで古い匂いもありますが、かつての中華街の雰囲気が味わえる雰囲気です。

平日のお昼は1階のみの稼働でしたが、もっとガラガラかと思ったら、そこそこのお客が入ってたな。

大手牵小手は豚足ともみじの激辛煮込みのことなんだって!

このテリった醤油色がステキよね。

しかし、めっちゃくそ食べづれぇな!! 

まだコラーゲンのブリっとした感じを残す煮加減なので、箸でホロンと骨を外すことはできず、肉片を直に掴んで齧り喰うしかありません。

一応、ビニール手袋もくれるのだけど、ブタが豚にしゃぶりつく姿は壮絶で、「あのオヤヂ、いったいどうしちゃったのよ?」という向かいの修学旅行生らの唖然とした視線が突き刺さるのです。

お味は旨いのよ。

中華の香料がほんのりまとった甘辛味で、発酵みはあんまり感じないんだけど赤と青のぶつ切り唐辛子が入って、ピリリと辛ぇわ。

ただ、ランチ定食のおかずとしては至極扱いづらく、定番らしい家常豆腐の方が良さそうです。

ベトベトになりながら具をすべてやっつけて、残った油ダレを白飯にかけて食ったわよ。

実際、あんまり頼むお客はいないようで、他のお料理よかだいぶ時間かかったし、姐が途中で心配して様子を見に来たし。

デザートの杏仁豆腐。

なにげに巻揚がつくセットも魅力的で、ついでに焼売小皿も追加できるとサイコーですね。

やはり、何らかの経営環境の変化があったのかも。

良い形に動き出しているように思えます。

参考ページ: https://junkaikaku.foodre.jp/
オススメ:   ★★★

コメント一覧

  1. 習志野ゴンザレス より:

    順海閣と言うと昔tvkで流れてた「ヨーコちゃん順海閣だぁいすき」のフレーズのCMを思い出す

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