札幌は餅菓子文化が根強い土地なんだってさ。
かつて開拓とともに持ち込まれたものが、今なお親しまれているらしいのだけど、対外的には生クリームやアイスクリームなどの乳製品を使った洋菓子の印象が圧倒的なので、意外よね。
今回はほぼ巡れなかったのだけど、いつか探訪してみたいよなぁ。
かろうじて、「森彦」から徒歩圏内のお店を覗いておりました。
餅菓子屋さんは市街中心部では決して目立つ存在ではなさそうで、やや外れた住宅街にて、近隣の皆さん向けの商売をしてる感じなのかも。徒歩観光では巡りづらいのですが、円山公園や西18丁目のエリアにも、名のあるお店がいくつか見つかります。
こちらもその一つで、お客さんが車で次々買いに来ておりました。
明治43年創業とのことで、札幌では相当古いお店よね。
店頭は肩肘張らない雰囲気で、餅菓子や羊羹などを諸々手掛けてるみたいです。
やや小ぶりな豆大福。
餅は適度な厚みがあり、むっちりとした噛みごたえが楽しめますね。
中のこしあんは、だいぶ甘みを控えた感じ。
豆もさっくりな食感を残しつつ、塩みはきかさないのか。
印象としては、決して強い調味ではないので、シームレスに二個目へと手が伸びます。
どうやら、どら焼きが特に人気のお店らしいのよ。
でも、普通の品もつまらんので、今回は商標登録のある、まる山の方にしてみました。
円山に登る三日月を模す金紙に包まれた、比較的日持ちするお菓子です。
スフレのようなきめ細かなカステラ皮の中に、求肥と粒あん。
上品なんだけど、状態はややモソで、やはりお味のパンチは弱めに感じるな。
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