難波センター街にあるレトロな洋食店。
明治43年創業、関西初の西洋料理店を謳う老舗です。
今回の旅では庶民カレーを食べ歩く予定だったので、やはりこちらを避けて通るわけにはいかんよね。
前に入ったのは、うん十年前になるか。懐かしいな。
この賑やかな繁華街において、昭和文化財な味わいが未だ残っているのが嬉しい。
店内も気取らぬ食堂の雰囲気を残しつつ、熟練のお姐様方が対応しておられます。
自由軒といえば、カレーと織田作(異能力:天衣無縫)です!
この独特なルーと飯のまぜまぜ式は、元々冷たい飯を温める事情から生まれたんだそうですよ。インドカレーもよく混ぜろ的なことが言われますし、意外と合理的な部分もあるのかな?
ただ、ぶっちゃけると、食べる度に当惑するし、決して旨かったという感想は出てこない品でもあります。古式というか、家に残ったカレーをかき回したような、もっさいお味だからな。
やはり、お味のメリハリがつきにくいという欠陥があり、お店からもソースを掛けてみろというアナウンスが出ております。
ご存知のように、以降、混ぜ式カレーが大阪を席巻したわけはありませんが、少なくとも生卵落としやソース後がけ等の文化の原型にはなったんだろうね。そういった部分では偉大なパイオニアです。
メイン料理にミニ名物カレー付けられるセットが充実しておりますよ。
そうだよなぁ。我々観光客的にカレーは外せないけど、カレーだけ食ってお終いじゃ、お店がもたんよな。
ぎょーさんはいらんのよ。ほんのちょこっと味見がしたいだけだから、ミニが嬉しいの。
セットのテキは、この値段ならサービスメニューです。
手頃なお肉を、ほどよく焼いて、てらいなき洋食ソースがかかります。
ポテサラやマカロニケチャップ和えも嬉しいな。
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