一六タルトで有名な「一六本舗」
道後温泉本館向かいのベスポジに陣取った支店にやってきました。
ここだけでは足りず、お隣に別途道後店を構えるくらいなので、直営店の中では一番売り上げるんじゃないかと想像します。
ほんとはお茶をしばきに来たのですよ。
二階にカッコいいグラススイーツがいただける茶寮を併設してるってことだったのだけど、がびーん、私が訪れる直前に閉鎖してしまった様子なんだよな。
もちろん、コロナを機にイートインを見直すお店も少なくないのでしょうが、本館の改装も終わる大攻勢のタイミングに撤退しなくてもいいのにな。人手不足なのかな？
道後温泉本館も完全休業してるし、愕然としながら、店頭販売されているソフトクリームを舐めるのです。
気がつけば、旅先では安易なソフトばっかり食べている私よ。ソフトクリームってば、実はシケたオジサンの食いものなんじゃねーかとも言われておりますね。
地元の真穴みかんを使ったソフトは当店だけって煽られたので、ミックスでいただきます。
さらにミニタルトや坊っちゃん団子を突き刺せるのが当店式。今回はマドンナ団子を添えてみました。
みかんソフトはシャーベット感覚でさっぱりいただけます。一方、ミルクはだいぶ溶けやすく、うかうか団子をくってられんわよ！
ぶっちゃけ、一六タルトは横浜でも買えるからね！
いらんだろうと思ったのだけど、みきゃんさんがプリントされた道後温泉箱が売られていたので、ついつい手に取ってしまいました。
中には基本の柚子と宇治抹茶に加え、甘夏、塩レモンの４種類が入っておりました。
この他にも季節限定やコラボ品など、色んなタルトが作られております。
でも、まぁ柚子が一番うまいよな。
タルトは、かつて松山藩主が長崎探題と勤めた折に持ち帰ったジャムロールケーキが原型なんだって。
それを日本風のあん巻きにして、ジャムの代わりに柚子の香を加え、お殿様のお菓子として、代々受け継がれてきた長い歴史があるようです。
当店は明治１６年に創業して、その年を屋号にしているのですが、その頃に市井のお菓子屋さんにも製法が伝えられたんだそうな。
しっとりきめ細やかなスポンジでもって、餡を巻き上げた姿も面白く、全国の大手お土産品の中ではお味もおいしいと思います。ちゃんと、品良きあんこの味がするもんな。
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