のっぴんらーめんというものが気になりました。
とかく身体に悪いとされるラーメンのイメージを覆すべく、塩分や油分を抑えた美と健康の麺らしいのです。
店主が東京で修行していた頃に開発したオリジナルらしく、胡麻ベースではあるのだけれど、担々麺とは別物なんだってさ。
提供しているのは当店だけなので、ご当地麺といえる規模ではありませんが、地元の方々にはそこそこ刺さった存在でもあるようなのです。
お店は高浜線の高架下にありました。
もっとストイックなお店なのかなと想像していたのですが、全然そんなことはなさそうじゃん。
隣の病院の栄養指導からパンチが飛んできそうな、コッテリ担々麺や、唐揚げや丼などをガッツリつけたセットメニューも充実しており、必ずしも高潔な志だけでは生きていけない世知辛さを感じます。
これが、のっぴんらーめんです。
一見、豚骨な白濁スープは、なるほど、ゴマのコクがボディの中核になっておりますよ。
油が少ないせいか、スルリと流れつつも、コクと飲みごたえは十分にある、実にバランス良きもの。
ついついもう一匙飲みたくなるような、おいしいスープですわ。
ツルッとした麺、柔らかでとろけるチャーシュー、ねぎ、わかめ、もやし。
ただ、中毒性という部分では、やや弱くなるのは仕方なく、サイドメニューに魔の部分をアウトソーシングしている理由も分かります。
他にも色々工夫した料理を出すお店のようで、オレンジオムライスってのも面白そうだったんだけど、繁華街からはちょい離れているので再訪は叶わなんだわ。
コメント一覧