明治44年創業。タヌキが集う老舗の本店は上土通りにありました。
ちなみに洋食の「おきな堂」も、こちらの親戚が独立したお店なんだそうですよ。
大女将がゆるり店番をしております。
某開運堂に比べると、だいぶくたびれた外観でありますが、商品の個性では負けておりませんね。
商品はこちらで製造しているようで、ほぼフルラインナップで揃っておりますが、小売の回転は、やはり駅前店の方が良いようです。
なお、本店には喫茶は併設しませんので、確保したタヌキは宿に持ち帰りましょう。
再びのタヌキケーキです。
こちらはカットしたミニロールケーキをベースにした基本形。
頭の上にちょこんとマスクが乗せているのが、このご時世らしいチャームポイントよね。
作り手のオジサンは荒ぶる遊び心を抱いているようで、動物シリーズだけでなく ”ウラガネ””トチジセン””タンメン”などと脈略無くデコレーションされたケーキがならんでいたり、眺めてて楽しい店頭なのです。
犬のトビーシリーズなどの絞り出しクッキーもカワイイと大人気らしい。
やはり、お江戸からインスタ女子共が狩りに来ては、店頭に出すそばから売れてしまうのだとか。
とりあえず、あるだけかき集めて、宿でお茶の共にいただきました。
よもぎ、紅茶、カレーなど、生地のお味も様々で、楽しいクッキーです。
連日通ったせいか、お店の婆様が色々と気を使って、お土産分も確保してくれたんだよね。
某甲斐の影響もあり、冷蔵ケース内の生菓子はほぼほぼタヌキ関連で埋められていたのですが、個人的にはむしろそれ以外のケーキが気になりました。
マーブルは、タルト生地にみっちり挟まれたケーキの地層が大理石模様になっているってことか。
シロップがしっとり染みた生地に、洋酒漬けのレーズンやスライスりんごが配されており、ただでさえ高密度なケーキをこんなにもぶ厚くカットして、食わせるのがスゲェな。
食いごたえはたっぷりすぎるし、登山に持っていけば、しばらく命をつなげるくらいのカロリーがありそうよ。
そして、間違いなく旨いのがアップルパイ。
このパイが元気よく盛り上がった様がすばらしいな!
ジャムもテリテリだし、たっぷり詰まった甘酸っぱいりんごもおいしいし。
動物愛護にかかわらんお客さん、アップルパイを買ってかえるのもオススメです。可能ならホールでいこう!
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