先ごろ、西九州新幹線がハンパに開通して、駅舎もすっかり新しくなった長崎。
でも、やっぱり鉄道文化は強くはないようで、駅弁屋さんも見つかりません。
強いてご当地らしいお弁当を挙げるなら、駅のファミマにくじらカツ弁が見えたくらい。
そもそも大方の旅行者は、レンタカーや宿の近場から空港バスに乗ってしまうから、駅を経由する理由もないんだよな。
卓袱料理で知られる老舗の料亭「坂本屋」が、浜屋の地下に惣菜店を出しており、それっぽき郷土料理を量り売りしてたりするのよね。
お弁当も扱っていたから、もうここでいいやとなりました。
料亭弁当つっても、おきばりはった高級路線ではなく、もっと気軽に利用できる価格帯です。
卓袱の華形である ”東坡煮”をアレンジした角煮めしが、予想以上においしかったの！
ちなみにこの角煮めしは長崎駅のファミマでも扱っており、むしろ、そっちの方へまとまって入荷するのかもしれません。
長崎らしく甘～い味に煮付けた豚の角煮は、食べやすく賽の目に切られ、量もたくさん。
これが侮れないのよ。ちゃんと皮付きでトロンと調理されてて、そのままでもイケるけど、ちょい温める脂が溶けて、なお旨いんだわ。
ご飯は中華のちまきを和に寄せたようなモッチリ五目おこわ。たくあん、生姜、マンゴー寒。
さらにおかずを増やしたら、かなり豪勢な長崎弁当になるんじゃないかな。
彩々弁当（季）は季節の炊き込みご飯の弁当みたい。やはり手頃値で販売されておりましたよ。
しらすをちらした、たけのこご飯をメインに、辛子菜の胡麻和え、炊合せ、玉子焼き等、こちらにも若干の角煮が入って、これもおいしいお弁当だと思います。
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