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【閉店】高崎スズランの「すかや 本店」でざるそば

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現在、高崎には2つの百貨店がかろうじて生き残っております。

我々の人生には「とらや」の羊羹で気張らねばならぬ時もありますが、そんな折は後発でありながら市民のプライドでもある「高島屋」

一方で日常生活により近い位置にあるのがこちら、群馬ローカルの大衆百貨店「スズラン」です。

そもそも百貨店自体が一部の大都市でなければ成立しない商売になりつつありますし、地方の店舗はどこも厳しいですね。高崎もご多分に漏れない状況です。

スズラン高崎店は官公庁などが集うエリアに隣接しております。

斜向かいには城址の一部が見え、お堀らしきものも残っておりますので、ここらひっくるめて旧高崎城の跡地なんでしょう。現在では市街のありようもだいぶ変化してしまいましたが、旧来は商業においても中心部だったのだろうなと想像します。

目下、古く薄暗い店内は、一部面積を絞っての営業になっているのかも。

いかにも景気悪げではありますけれど、近々タワマンを併設する形に建て替える計画もあるらしいので、その前に覗けてよかったかな。

ところで、お菓子売り場の奥に唐突な立ち食い蕎麦が設置されているのは、だいぶ奇妙な風景じゃねーか?!

どうやら「すかや」というのは、高崎近郊でいくつも暖簾分け店が見つかるお蕎麦の名門らしいですが、その本店がデパ地下にあり、まさかの立ち食い蕎麦だってのが面白いところなのです。

まぁ紆余曲折のご事情があるのでしょうが、没落してくすぶっている風でもなく、この場所でお客さんが後から後から入ってくるような大人気の営業中ですよ。

ざるそばを注文してみたところ、このボリュームかっ!

例によって、とにかく麺を盛りたがる上州器質が炸裂した結果、蕎麦でもひっかけて小腹を満たそうという、私の甘っちょろい目論見が全否定された瞬間。ひかっけるどころか、頭からかぶった感。

蕎麦は注文を見越して、ある程度の量を茹で置きしておりましたが、なにせ回転が早いので、パック蕎麦を温めるだけの某横浜店とは比べ物にならん程にしっかりしており、このように冷やしでの提供にも十分耐えうる水準です。

そばつゆはセルフで入れ放題。わりと優しいお味なので、このたっぷりを食べ進めるには、やはり自由に取れるわさびやねぎの助けも借りることになります。

でも、思ったよかずっとおいしくいただけますわ。一瞬、食べきれるかなって心配したけど、すっと入っちゃったよ。

別注のかき揚げは揚げ置かれたものでふんにゃり。桜えび、オクラ、ネギ。

最後には蕎麦湯も出してくれるサービスよ。つゆを温めることであらためて出汁の味をほんわか楽しめますね。

他のお客さんを見てると買い物の途中というよりは、明らかにこの店目当てに階段を降りてきたお父さんたちが多いご様子。

皆に長く愛されているお店だということはよく分かったわ。

コメント一覧

  1. 匿名 より:

    何だか最初から上から目線で見ていて気持ちのいい文章とは感じません。
    見なければいいのですが、わざわざマイナスなイメージを植え付けなくてもと考えてしまいます。

    • 管理人 より:

      >匿名さん
      私の日記を読んでどう思うかまでは責任持てないな。
      仮に誰かの好みに合わせたとしても、他の誰かが嫌うかもしれないし、結局、自分が読みたいように書くしか無いのだと思ってます。

  2. 神内悠也 より:

    バイクで沼津までツーリングした時に餃子を中央亭で頂きました。
    駅前でようかんパンをデザートにして帰りました。
    海鮮全く食べませんでしたけど他にもノスタルジーと言うかチェーン店には無い独特のスイーツとか面白くて個人店の甘味巡りは楽しかったです。
    切っ掛けが無いと通り過ぎてしまう店に挑戦する切っ掛けになり感謝しています。
    旅先のPAと違う気軽な幸せをシミジミ感じています。

    • 管理人 より:

      >神内悠也さん
      飲食店の情報はネットにほぼ網羅される時代になりました。
      個人ブログの価値なんか、もはや大して残っておりませんが、私の食べ歩きの轍が幾ばくかの縁を繋いだのならば幸いです。

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