藤沢駅南口の九龍城砦こと、391街区。
こちらもすでに再開発が決まっており、そろそろ閉店だったよなと覗きに来たのだけど、予定がちょっと伸びて27年夏までは営業することになったようですね。

個人的に印象が強いのは名店ビルの「有隣堂」
そして、ダイヤモンドビルにあるこちらのお店ですよね。
昭和22年創業という藤沢のソウル中華店「古久家」であります。
地下の泥棒市のような環境の中で、未だ行列が絶えない人気店なんだよな。
ビカビカになった店頭もすごいんですけど、中もラー博内に造作されたような、渋~い味のあるレトロ環境で、設備的には色々しんどいんだろうけど、これがなくなってしまうのは、やっぱり惜しいし、寂しいなって感じますよ。
皆さんも今のうちに覗きに行ってくださいね。

サクパリに焼かれた餃子がいい感じ。
やや甘めな餡だけど、真面目な感じがあって、おいしいし、安いんだわ。

名物の焼きそばは餡のみかかるノーマル品が定番らしいのだけど、我々はちょっと豪華な五目にしましょうね。
まぁ、冷めた具を乗せていくので、あんまり熱は感じない仕上がりなんだけど、ご覧の昭和ゴージャスを堪能できます。
小海老天が乗るところがね、すごくそれっぽいんだわ。

これも人気のサンマーメン。
ツルツルの中太麺を使っているのが特徴で、ノスタルそそる醤油スープに甘めの餡がしおらしく乗っかります。
古ビル地下のうすら寒い店舗なので、こういう身体が温まる一杯が、嬉しいのよ。

叉焼麺。
水面下に沈んじゃって地味なルックスではありますが、自慢の窯焼き叉焼がたっぷり乗っておりますよ。
あっさりツルリと食べたい向きにはこれもいいでしょうね。
コメント一覧
五目焼きそばで具に目玉焼きや焼豚が載るスタイルが共進町の「太田樓」にも似てる感じがするのですが、ルーツは藤沢のこちらなんでしょうか?中華街ではあまり見ない気がします。
>とくもーりさん
特定の店舗からの影響というよりは、かつてのスタイルで、日本そばのおかめそば的なテイストも混じっているんじゃないかな?