本店の斜向かいにある「豊島屋」の洋菓子補。

観光戦争が拡大している段葛の西側に対し、東側は閑静なお屋敷街の雰囲気も大きく崩れてはいないのかなと感じます。
鎌倉観光の基本が駅から鶴岡八幡宮までの行って来いだとすると、小町通りと若宮大路(西)だけで十分だもんな。
そんなわけで、こちらも比較的目立たない存在のまま。
1Fには売店とソフトクリームスタンド、2Fにはシンプルというか、ややそっけないくらいの豊島屋スタイルカフェが設置されており、「八十小路」などに比べると穴場の休憩所となっておりますよ。

「豊島屋」の洋生菓子も域外には流通しないレア品です。
昨今は本格仏式の装いになってきているようだけど、真面目な昭和式のお菓子も再評価されている昨今でありますから、従前のスタイルも並行して作ってくれると、なお嬉しいなと思ったりもします。
今回は店名を冠したエクレアをいただきましょう。
クロッカン的な風合いで、ナッツを散らし、シュー皮の表面をサクサク食感にしているのがキモ。
作り置いて、しっとりしないよう、鮮やかな色のおいしいカスタードやキャラメルソースは搾りたてで仕上げてくれますよ。
当初より、着実においしくなっていると思います。

狭山紅茶には鳩砂糖が添えられます。

今後注目していかにゃならんのが「豊島屋」のまぁまぁ日持ちする洋焼菓子箱。
「置石」の他、駅前扉店などの片隅にさり気なく並べられている商品ですが、鳩三郎の圧が強すぎて、なかなか目に入ってきませんよね。

欧州の石畳をイメージしたというウインナーワッフル。つか、ゴーフル。
私は初めて購入するんだけど、実は昭和40年代から作り続けているらしく、やはり豊島屋は底知れぬよな。
アーモンド風味のさっくりほろりな生地で、バターやあんずジャムを挟んだおお菓子で、これもおいしいわ。
その日のうちにいただきたい生菓子と、こういう1、2週間はもつ焼菓子、そしてサブレーの備蓄。
計3箱、買えますからね!



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