周囲を険しい山に囲まれた高知。
隣県といえど瀬戸内の文化は侵食しづらく、むしろ海路を伝った関西や九州、鹿児島あたりの影響の方が大きいのかもしれませんね。

「旭軒」もまた、戦後の屋台にルーツがある古いお店なんだって。
サイバラもなじみらしいから、いっちょ食っておきましょうか。

現在は渋すぎる旧店舗のすぐ近くにビルを建てて、2階で営業しております。
メニューは麺類と餃子と飯に絞られており、気さくに利用できる雰囲気は変わってないんじゃなかろうか?

ラーメンに、うずらの生卵が落とされているのが、シビれるぅ!
コーンが田舎っぽいけど、食べごたえのある豚に、独特の中華風味を漂わせる細メン、キャベツ、ネギ。

ひやむぎみもあるような 白くしなやかなストレート麺。
うっすら濁ったスープはあっさり嫌味のない味わいで、そのままいくらでも飲み干せそうなおいしさなのよ。
どことなくノスタルジーを感じるような、鹿児島の先に台湾あたりも霞んで見えそうな風合いの一杯です。
これはイイな。
味噌かつラーメンなんて食ってる場合じゃねぇのよ。

きれいに焼けた餃子も旨い!
餡はラーメン屋式のものだけど、パンパンに詰まっていて、真面目な仕事です。
オススメ: ★★★



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