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神戸・湊川の「ボア」で日替わりランチ

南北朝時代、足利尊氏と朝廷軍が激突した湊川の合戦で知られるご当地。

圧倒的劣勢の中、敵方に16度もの突撃を繰り返した末、自刃して果てた楠木正成は、立派な銅像となって湊川公園を守っております。

令和の古戦場は、駿馬を駆る楠公の代わりに、ストロング缶をガッツリホールドした電動車椅子の爺さんが、咥えタバコをプッと吹き捨てながらすり抜けていくような、極めて大衆的な雰囲気です。こちとら寿町に慣れてるから、動じませんよ。 

今回は「ボア」というお店に立ち寄りました。

店名の由来もよくわかりませんが、看板に掲げる”串カツ 田舎料理 炉端レストラン”という3つもなんだか不思議な取り合わせよね。

さらにいえば、実態は炉端でもなんでもない洋食屋なので、わけわからん。 

お店は商店街からはちょっと外れた立地なんだけど、だいぶ年季の入った店内には野郎どもがズラリとならんで、ほぼ満席となっているお昼時です。 

厨房にはせっかちな爺さん、客席対応は明るい婆さんが頑張っておりました。

光の速さで出てくる日替わりランチを、ほぼ決め打ちにする営業なんだな。

まれに新参客の気まぐれでその流れが乱れると、爺さん婆さんがちょいと大変なことになるので、極力配慮してあげましょうね。 

この日の内容は、からあげ、白身魚のフライ、ハム、ゆで玉子。

一部業務品を混ぜつつではありますが 手早く揚げなおされる、おいしい唐揚げがご覧のように山盛りだし、もう慈善事業にしか思えんくらいの安価提供で、こんなん、ありがとうございます以外に何の言葉が出てこようか。 

また、やや幅広にはなっておりますが、手切りキャベツやあしらいにも手を抜かないところが神戸の洋食魂でもあります。 

「ご飯半分で」ってお願いしたら「ありがとうなぁー」と爺さん ダイエットで他人から感謝される米高騰の折なのです。 

結局、ご飯は半分になってんのかわからんくらいの盛り盛りででてきて、やっぱり下町大好きって思いました。

オススメ:   ★★★

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