時代は変わったな。
”松本貞子の美味三昧”的な百貨店催事を、ネットで活躍するインフルエンサーたちの看板で行えるようになったのか。
そんな有名どころを、ただ一人も知らねぇってのが、また恥ずかしくて。もはやモードから完全に取り残されてしまった老害ですな。
まぁ、実際のところは、高島屋セレクションのグルメ催事と合体した形らしく、アテンド等に関わっているのはこれら写真映えメニューを提供する一部の店舗だけだと思うのだけど、とりあえず、憧れの皿台湾を呼んできた奴には殊勲賞をあげたいなよ

名古屋の新名物、皿台湾の元祖らしい「人生餃子」は、観光的にはなんもない場所にあるので、気になりつつもスルーしてしまったお店なのよ。
昨今は蒲田などでも類するものが食えるらしいのだけど、まさか催事に出てくるとは思わなんだわ。
それにしても、お江戸ってやつは、デパート催事の盛り上がりも段違いだね。
まだ開店間もないタイミングにやってきたんだけど、すでに相当数の整理券が出ていたようで、結局、ありつくまでに2時間弱かかりましたよ。
呼び出しを受けるまでの間、高島屋の地下食品街を舐めるように見て回って、いらんカロリーを買い込んでしまったぜ。

台湾ラーメン店の賄いとして生まれたという皿台湾。
でっかい皿にたっぷりと盛られてやってきましたね。
まず、上にドデンと乗っかったチャーシューがインパクト大!
カウンターの大きな塊から、女将が都度、切り分けてくれるのですが、地元愛知の良い豚で仕込んでいるようで、とっても柔らかく煮上がっており、主役級の存在感があります。
このダメ押しが、皿台湾ブームにも大きく寄与してるんじゃないかと思うのです。

皿台湾て、すなわち ”台湾焼きそば” なんだと思っていたんだけど、台湾炒めを乗せた、まぜそばの類だったのか!
まず、シャキシャキのもやしと、タレで和えたシコシコの麺の食感の面白さ。
ニラと揚げニンニクのスタミナ風味に加え、後でお腹がゴロゴロするほどたっぷり加えた輪切り唐辛子でもってパンチを効かせております。
味付けは想像よか甘辛が強くなく、名古屋食としての奇異は弱めに感じるのだけど、普通に旨い麺料理だね。
一皿のボリュームがあるから、私が着席する前から食っている隣のお姉さんが小鳥のようについばんでもなかなか減らねぇ!
でも、挑んだ気概は褒めてあげたいし、代わりに食べてあげたい!
コメント一覧