タレカツ丼の本場である新潟ですが、看板に掲げるお店はあんまり多くないようです。
タレもカツもシンプルなものなので、意地悪くいえば、どこでも片手間に出せるからかもしれませんな。
新潟市街で「とんかつ太郎」の次に引っかかるのは「とんかつ政ちゃん」かしら。
初代は太郎で修行した人らしいのですが、昭和40年に沼垂で開店して以降、かつ丼専科の「政家」を含め、じわじわ店舗を増やしているお店です。
観光アクセス良好な駅前にも、チェーン店らしい清潔感のある店舗を構えておりますよ。
メニューは、よりとんかつ店らしい内容で、フライ定食や洋食類、ツマミも豊富に揃っております。ただ、ざっと見たかぎりは、やはり丼人気が高く、飲んでるやつは見なかったけどな。
以前は、のっぺや笹団子アイスが付く ”にいがたうんめもん三昧セット” というものがあって、観光客的にはそれを楽しみにやって来たの。でも、あいにく今は見当たらず、かつ丼単品のオーダーになりました。
どうやら、近年のイチオシは複数用意されたサラダから好みのものを選んでカツ丼につけるサラダセットのようで、それは掘る場所を間違っているような、それほど背徳感は打ち消されないような、無駄オシャンティにも感じます。
私はもはやミニサラダすら胃に入れる余地が無く、ご飯も軽めにしときました。
でも、カツは減らさなかった! 3枚で十分だと分かっているのに!!
こちらの並盛は、ほどよき厚みのモモかつが4枚乗っかります。
醤油ダレの香りよか、ラードやパン粉の風味が前に来る仕上がりで、やや粗め重めにも感じますが、ルーツを同じくすることもあり、太郎とガラリ異なるカツ丼ではありません。
タレカツ丼て、アベレージを出しやすく、差がつきにくい料理なのかもしれませんね。
オプションの卵黄は苦しゅうないけど特に必要でもなく、別注のおぼろ昆布の味噌汁はおかわり自由をアピールされますが、するやつ、おんのかな?
ほんのり甘いタレは、やはりご飯をほぼ汚さず、その点は白飯を愛するお米県らしさなのかしら?
こちらのお店は家族連れなど、複数でゆったりとお食事できる環境なので、駅ビルにできた太郎のカツ丼スタンドとも両立できるのかも。
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