風魔の里にある、かまぼこの関所。
箱根へ往来する人々が、必ず立ち寄ってしまう場所です。

「かまぼこ博物館」や体験工房、団体向けの休憩スペースまで完備。
お食事処も各種揃っておりますし、練り物だけでなく、様々な食分野に手を広げて、巨大な売り場を維持しております。
もう小田原じゃ「鈴廣」しか生き残らねぇなって思いますよ。あと「菜の花」と「山安」、「和光ケミカル」もか。
ただ、シビアに値踏みしてしまうと「デパートでいつでも買えるしな」って我に返り、裏のJA直売テントを覗くくらいでさっさと切り上げちゃうのよね。
年末にかまぼこを買わないで、いつ買うんだよって気もするけどさ!

揚げたてカマボコのところで、若干のお弁当も扱っております。
以前、金目鯛の炙りめしと汐風サンドをいただいたことがあるので、今回はかまぼこむすびを試してみました。

おにぎりの具はさいの目に切ったあげかまと、グリーンピース、糸唐辛子、コーンの3色。
よーく見てみると、お出汁で炊いたご飯の方にも、青のりとともに細かに刻んだあげかまが混ざっておるのです。
サイドには紅白のかまぼこ、良い寿司屋の玉子焼風な海のスフレ、わさび漬けに昆布。
観光弁当としての条件はバッチリクリアしておりますし、お弁当も小田原駅前で売ってくれればいいのになって思います。

小田原というと塩辛もか。
潰れちゃった「まるう」のことを家族がしきりに懐かしがっているので、似たような感じの小田原式生糀熟成塩からを買ってみました。
いやぁ、85gしか入ってない小瓶が、こんな値段するようになってるんだな。
近年はイカの価格も高騰しているので、瓶の中はかさ増ししたタレばっかで、イカはちょっぴりしか入っていない塩辛も見かけます。

こちらはイカと塩、生糀だけで作った昔風、王道のお味でおいしいですね。
開けたら、なるはや食べなきゃなんだけど、酒は飲まんし、炭水化物は摂っちゃダメって医者に怖い顔で言われたしで、飯の友自体、さっぱり消費しなくなっちゃったんだよね。
山盛りご飯をおかわりしていた若い頃は、私も輝いていたな。脂で。



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