黒門市場の外れにあるカレー専門店。
芸人がNGKの舞台の合間に立ち寄る店としても何度か紹介されておりましたね。
カウンターのみの小さなお店です。
従来は市場に通う男たちが、ささっと食っていくようなお店だったんでしょう。
しかし、界隈は今やインバウンドがビッチビチなテーマパークになってしまったので、JAPANのローカルフードに興味津々な若い外国人層も多く来店するようになった様子。
お店の老夫婦も、英語対応等でてんてこ舞いになりながらの営業で、否応無き国際化を見ました。
カレーは先代が大連の租界から持ち帰ったお味をベースにしているんだって。
黄みがかった色合いで、粘度のあるココイチ的欧風。
これといって尖ったところもないし、なんならもう一歩足りないくらいに感じるお味なんだけど、辛味風味と共に不思議と調和が取れており、なんだか、スッと収まりがいいんだよな。
毎日食べたくなるようなカレーというか、この着地点もアリというか、とりあえず、長年磨かれてきた完成形なのは間違いないと思います。
ヘラヘラなカツもちゃんと揚げたてのものが乗っかりますよ。
常連には卓上のソースを足したい派閥もいるらしいのよ。その気持ちもわかりつつ、妙にスプーンが捗って、そのまま、あっという間に食べきっちゃったわ。
コメント一覧