文久3年創業。
上方の御菓子司として高名だった「虎屋伊織」の技を受け継ぐ老舗です
横浜のごとき蛮地にも、きちんとした上生菓子を届けてくれる信頼の大店よね。
「鶴屋吉信」と同様に全国のデパートへ展開しているものだと思ってたら、工場からすぐに届けられる範囲の東京圏、大阪圏に限った手堅き商売だったみたいです。
本店は「大阪倶楽部」のお隣にあります。
売店の奥には、シックな茶房も併設しておりますが、奥様たちがお買い物の最中に立ち寄るような場所ではなさそうね。周辺は金融、経済の中心地でもありますから、売店のお客さんも、もっぱら社用の手配に訪れている雰囲気でした。
作りたてのお菓子がいただける的な趣向も無く、厨房能力はあんまり高くなさそうなメニュー内容です。
ならば、暴食の胃を休めるべく、虫養いの煮麺を啜ってみることにしました。
関西式のだしの効いた汁が優しいよなぁ。
安定のお赤飯。だし巻きもおいしいのがつきました。
小皿甘味は缶で売ってる丹波黒豆寒天寄せがちょこっとだったので、食後にドリンクとお菓子を追加。
鶴屋八幡には本店限定のお土産等は無さそうなので、旅行中にわざわざ立ち寄るのもなぁ思っていたのですが、唯一、上生菓子に限定品が見つかりました。
結び羊羹は、緑の餅に蒸し羊羹の帯を巻いたお菓子。プリッとした頭が可愛いし、餅の中にもこしあんが隠れており、お味もおいしかったですよ。
ドリンクには山清水が一個ついてくるので、一般的にはそれで足りるのかも?
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