美観地区の中心部にある割烹旅館。
日中はレストランが一般開放されております。
美観地区では「吉井旅館」「鶴形」「くらしき」という旅館御三家が有名みたいです。
こちらは、元は砂糖問屋だった蔵屋敷を、やはり大原家の声がけで旅館とした経緯。内部のモダンな改装には浦鎮太郎氏も携わったようで、棟方や司馬が繁く泊まった宿でもあるようです。
部屋数は限られているので、観光客向けのお食事営業も、もう一本の柱として、おろそかにはしていない様子。予約無しで利用できる便利なお店でもあります。
仲居さんたちの気さくな接客。店内もやや物を置きすぎる感もありましたが、ゆったり区切られた席からお庭を望む好環境。この日はとにかく暑かったので、エアコン効きまくり涼しさが、何よりのごちそうだわ。
こと冷水が旨ぇ!
なんだかよく分からないのだけど、倉敷のお昼ご飯の相場は、だいぶ安いのよね。
京都や鎌倉に比べると半値くらいのイメージかも?
主力メニューの四季の散歩道御膳は、2段箱に全12種類の小皿料理がとりどり詰まっておりました。
もちろん、宿泊時の高級懐石よりは格落ちとなり、特にこれが旨いというものはないのです。
でも、ままかりやサワラなどのご当地食材も楽しく盛り込まれておりますし、観光ランチとして、なんの不満がありましょうや!
こちらは手毬寿司の御膳。
やはり、地場ネタが華やかに盛り込まれており、箱御膳よりも、軽くつまみやすいのが良いところでしょう。
ぜんぜんアリだと思うし、お釣りが来るくらいよ。
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