せっかく札幌に来たからには、本場のラーメンを啜りたいなと思うじゃないですか!
夜の街、すすきのには有名なラーメン横丁をはじめ、多くの専門店が営業をしております。
しかし、すでに夜半を越えようとしている時間に大行列が続いている点は、さすがにアタオカなんじゃねーか?!
冗談きついぜ… そのまま周辺を巡ってみましたが、それなりに名のあるお店の状況は大差無く、とっぷり夜のふけたラーメン屋に数十分列ぶことを厭わない、札幌市民生活の狂気を垣間見ました。
はよ、家に帰れ!
もう、ラーメンなんか食わなくてもいいやとも思ったんだけどな。わざわざ着替えて宿を出てきたのだし、成果なしも癪なので、私も1軒だけ列んでみることにしたのですよ。
何かの折にブックマークしていた、こちらのお店にもすでに2桁人数が行列していたのですが、寒風吹きすさぶ露天でなく、ビルの中で待てる環境だったため、最終候補に残った経緯です。
さっきまでキャバクラで豪遊してたリーマン集団が楽しげに語る、デカかった、柔らかかった何かの話を延々聞きながら、順番を待つ私。
おそらく、この澄んだスープに惹かれて、マップに印をつけていたのでしょうね。
カウンターのみの小さなお店は、寡黙な髭のおっさんと感じの良い若者の二人体制。
店内はやや臭うかな。はじめはトイレの脇の席だからかなと思ったけど、どうやら目前の鍋からなので、何らかの隠し味由来なんでしょう。ざっと検索してみても、生姜の味しか覚えてない酔っ払いのレビューしか見当たらないので、詳細は不明です。
塩味のあっさりスープに、札幌らしい歯ごたえのある縮れ麺。
スープにはやはり大人しくはない風味も隠れており、だからこそ、生姜入りが支持されるんじゃないかな?
近年のラーメンのように、洗練されすぎていない部分が、なんとも旅先ラーメンの情感を醸しており、おいしかったです。
ただ、こんなに列ぶことが条件だと、ちょっと躊躇しちゃうけどね。
コメント一覧
40年くらい前から、黒いスープで肉・貝などをいためた爐(いろり)のラーメンが気になってるんす
>RTさん
なる早で行っとかないと!
お店もいつ閉まるかわからんし、味わう我々の体力も落ちてく一方だからね!