市場通りにある広東料理の老舗。
お菓子屋さんとして創業した経緯があり、現在の店頭にも自家製中華菓子や点心の販売コーナーが設けられております。
横浜中華街では、秋のお菓子である月餅が通年販売されており、お土産の代表格にもなっております。
有名大手を中心に、多くのお店が取り扱っているから、観光に皆さんはどこのものを買って帰ればいいのか大いに迷っちゃうよね。
「一店だけなんて選べないよーー(CV:矢野妃菜喜)」という気持も良くわかります。
私も健康診断の結果が年々深刻度を増していく中、かつてのように幾つもの月餅を買い漁って、ほぼ一人で食べてしまう背徳行為は難しくなってきております。
あえて、絞るのならば、最後に残るのは「翠香園」でしょう。
近年では80cの優秀記事の影響もあり、翠香園人気が高まっている様子。
ファンとしては嬉しいかぎりなのです。たくさん売れて、今後も変わらず造り続けてほしいからね。
ちょうど、中秋月餅の季節……
からは、ちょい外れちゃったんだけど、季節限定の逸品を今年も調達できました。
大手のように日持ちはしませんが、パスっとせず、皮と餡がしっとりと馴染んだ良い状態よ。
雙黄荳沙は黒ごまあんに、名月に見立てたアヒルの塩卵が2つ入る大月餅。
中秋月餅だと、伝統の蓮の実餡を詰めて期間限定品とするお店も多いのですが、お味はマイルドになるので、私は黒ごまあんのが好みです。
「翠香園」のは、香ばしくネットリなめらかな中華あんこが、ダントツにおいしいんだわ!
我が家では塩卵大好きなのは私だけなので、闇夜に浮かぶ月は1つでいいんじゃないかとも思うのだけど、湖面や酒杯に写ったほうが風流だろとこじつけて、2個入りを欲張りました。
金銀肉月は五目ナッツ月餅の中央部分に、ブランデーで香り付けした金華ハムが入る豪華版。
これがまた格別なんだよね!
ナッツなどがみっちり詰まって、シャリッ、コリッとした食感。
甘みの中に、ナッツや背脂のコク、ハムの塩っけも加わって、複雑な旨みを醸しております。
酒のつまみにも良さそうで、もう遅いかもしんないけど、この時期、店頭で見かけたらぜひ確保しておきたい品です。
中秋月餅はこの2個が買えれば、もう十分でしょう!
そして、翌月には卵無しの黒餡大月餅と、ひと塩五目ナッツ月餅を買えばいい。痩せやしない。
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