ちょっと前から横浜グルメ展などで見かけるようになった知らん店。
本社工場がよりによって戸塚小雀の民家風という謎深きお店だったのですが、桜木町の「川村屋」に天ぷらを卸しているという記事を読んだことがありました。

今回、その道のマニアによる文春の記事が目にとまって「マヂか⋯⋯」と絶句したのです。
もともとは「大船軒」の駅そばと共に歩んできた歴史があり、かつては関東の「都そば」やJR系の「小竹林」、その他東京の駅そば立ちそば店にも手広く商品を提供していたお店らしいのです。
さらに驚くべきことには、老舗「川村屋」だけでなく、匂いで釣る横浜西口「鈴一」、穴子天で有名な「日栄軒」の天ぷらもこちらが製造したものだったらしくってさ!
我々、横浜市民はその存在を知らぬまま、「いわた」の天ぷらに大変お世話になっていたのですよ!
工場では直売せず、常設販売している店舗もありませんが、現在は月2週ペースで東京・神奈川のデパート等の催事に出店して、天ぷらや天丼を販売しているようです。
しらすかき揚げ天重には立派なエビも入っておりまました。
厚めの衣がしっとりとした、そばつゆに合わせて旨い天ぷらなんだって。
丼には真っ黒なタレもかかっておりますが、見た目ほど濃くはなく、逆にもうちょいドップリさせてもいいかもなってくらいの塩梅です。
立ちそば向け天ぷら卸というニッチな業種、すげーな。
コメント一覧